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みさき眼科クリニック@代々木上原

散瞳薬

眼底検査をするときに周辺部まで見るために目薬で瞳を広げて検査をすることがあり、散瞳(さんどう)検査と呼ばれています。


通常散瞳検査に使われる散瞳薬はミドリンP(サンドールP、オフミック、ミドレフリンP)という、トロピカミドにフェニレフリンが配合されているものを使います。薬が効いてくるまで20-30分であり、縮瞳薬であるピロカルピンを使っても効果はなく、瞳がもとに戻るのに4-5時間かかります。

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写真は点眼前とミドリンP点眼30分後、その後ピロカルピンを点眼して3060分後です。

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時々フェニレフリンにアレルギーを起こす方がいるため、配合薬ではないミドリンM(サンドールMY)を使うことがあります、散瞳効果がちょっと落ちるのと、この薬もピロカルピンで縮瞳できません。

写真はミドリンM点眼30分後、その後ピロカルピンを点眼して3060分後です。

MM30.jpg MM_Piro30.jpgMM_Piro60画像

フェニレフリンだけの点眼であるネオシネジンはピロカルピンで縮瞳できますが、散瞳効果が十分になるまで1時間、戻るにも1時間かかります。散瞳すると眼圧が上がる可能性のある眼に検査が必要なときにネオシネジンを使い、ピロカルピンで戻すという考えもあるようですが、このタイプの眼は散瞳後に縮瞳していくときに眼圧が上がるとも言われているため、どちらにしても散瞳時には注意が必要です。検査のあとに見えにくいのが困るために早く縮瞳させたいときはある程度役立つ方法かもしれません。

写真はネオシネジン点眼3060分後、その後ピロカルピンを点眼して3060分後です。

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Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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