
白内障手術は眼科手術のうち最も多く行われている手術です。術前、術中、術後のすべての期間において感染症対策は行われていますが、どうしても一定の割合で手術後の眼内炎が起きてしまいます。
205の施設で一年間に行われた5万件ほどの白内障手術の経過を追っていくと、術後眼内炎の発生率は術後8週間に0.025%であったという報告が出ています。(Jpn J Ophthalmol: 2018; 62:24-30.)
白内障手術は術直後の視力の回復も早いことがほとんどですので、いったん見えるようになったのに視力が低下する、充血が出始める、というのは何らかの炎症サインです。早めに手術を受けた施設を受診してください。
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