みさき眼科クリニック@代々木上原

牛肉アレルギーと抗がん剤

眼科とは直接関係ない話ですが、皮膚科ドクターの講演が面白かったので書いておきます。


牛肉にアレルギーを起こす人は子持ちカレイにもアレルギーを起こすのですが、これは四足動物の肉に含まれる糖鎖(αGalgalactose-α1.3-galactose)がカレイの卵にも存在するためで、このアレルギーがある人は牛肉のほか豚肉も食べられませんが、鶏肉、カレイの身は食べても大丈夫です。


このアレルギーを起こすきっかけはマダニに咬まれることだと考えられています。犬についてくるマダニの唾液腺にこの糖鎖が含まれていて、マダニに咬まれると抗体が産生され、その後この糖鎖を含む肉を食べるとアレルギーが起きます。そしてこのアレルギーはAO型の血液型の人に見られ、B型の人はまずなりません。血液型は糖鎖で決定されますが、B型の人はこの糖鎖をもともと持っているためにアレルギーを起こしにくいようです。


セツキシマブ(アービタックス)という抗癌剤はこの糖鎖を持つ薬です。静脈投与するため、牛肉アレルギーの人に投与すると重篤なアレルギー症状が起き、初回治療で死亡することもあります。


Byみさき眼科クリニック@代々木上原

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する