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みさき眼科クリニック@代々木上原

眼科での定期検査が必要なのは

先日20代の方に「定期的に眼科に通ったほうが良いでしょうか?」と聞かれたのですが、この年代で何も症状がなく、持病や病気になりそうな危険因子がなければ定期検査の必要はまったくありません。


では、どういうときに定期検査が必要なのでしょうか?


1 未就学児童(小学校にあがる前の子供達)

視力は6歳くらいまでに成長を終えます。この時期に両目が同じようによく見えていないと成長がうまくいかず、大人になっても見えない目(メガネやコンタクトレンズをしても視力が出ないということです。)になってしまいます。3歳児検診では視力検査にはちょっと早く、就学時検診では治療が必要な場合にちょっと遅いため、理想的には4歳ころに眼科で視力をはかることです。もちろんそれより前であっても見えていないような様子が見られたり、目の位置が真ん中にないような場合には眼科受診が必要です。

検診では裸眼視力がある程度出ているか、というチェックにとどまりますので、時に治療が必要な遠視の子どもが見逃されています。できれば眼科で一度は測ってください。


2 学童期から20歳台

この時期はメガネを使っていれば度数が変わっていきますので、視力の定期検査は必要です。子供たちは見えていなくてもあまり何も言わないこともあり、学校がおやすみになるときに定期的な視力検査をお勧めしています。


3 40歳以降

この時期は自覚症状がなくても眼科検査が必要となってきます。1-2年に一回くらいは、視力、眼圧、眼底写真の検査を受けるのが良いと言えます。視力をはかる時間がなければ、せめて眼圧と眼底写真だけでもやっておいたほうが良いでしょう。

(1)  緑内障

日本人の40歳以上の約5%に緑内障が見られます。緑内障は末期にならないと自覚症状が出ないため、早期発見のために眼底写真が必要となります。一年に一回くらいは検査を受けてください。人間ドックではだいたい検査項目に入っています。職場で健康診断を受けているから大丈夫、と言われることも多いのですが、法律で決められている職場検診は視力検査だけです。また、コンタクトレンズの定期検査を受けている場合、眼底写真を撮る眼科とそうでないところがあるようです。ちなみに風が出る検査は「眼圧検査」、フラッシュをたくのが「眼底写真」です。

40歳より若い人に緑内障がないわけではありませんので、30台くらいに一度は眼底写真、眼圧検査を受けるのが理想的と言えます。特に近眼の方、血のつながった身内に緑内障の方がいる場合には検査をおすすめします。

(2)  白内障

これは老化現象のため100%の人がなりますし、視力低下やまぶしさなどの自覚症状が出ます。手術で治せますので、さほど心配する必要はありません。が、見えにくいのが白内障によるものなのかは眼科を受診しないとわかりませんので、緑内障のチェックのためにも一年に一回くらいは眼科受診してください。

(3)  黄斑変性

これも一種の老化現象ですが、それほど多くの方がなるわけではありません。ゆがんで見える、という自覚症状が出るのと、この病気になりやすい状態は眼底写真でみつけることができます。

(4)  老眼、ドライアイなど

この二つはどちらも自覚症状があり(見えにくい、疲れる、目がゴロゴロする、乾く、充血しやすいなど)、それに困っていたら眼科に相談してください。


Byみさき眼科クリニック@代々木上原

 

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