みさき眼科クリニック@代々木上原

白内障術後光視症

白内障手術後に青く見えたりまぶしく感じることはよくありますが、そのうちに消えていきます。時に視力は良好なのに光の輪や線、影のようなものが見えてしまうことがあり、原因はいろいろです。手術後一年たっても数%の患者さんが感じている症状だそうです。稲村眼科クリニックの稲村先生の講演を聞いての内容となります。


  スターバースト

強い光を見ると線が傾いて見えるという現象です。Bagoloniレンズという検査用のレンズでの見え方のようになります。これは眼内レンズの後ろに残してある水晶体の後嚢部分のシワが原因のため、YAGレーザーで後嚢を切開すると消える症状です。


  眼内レンズエッジのグレア

「光に輪がかかる」という表現をされる患者さんが多いのですが、いわゆるハローのように光の周りに見える輪ではなく、光とは逆の方向に出る光の散乱です。レンズのエッジに光があたることで起きる症状で、瞳が大きい人にスクエアエッジの眼内レンズを入れると起きやすくなります。瞳を小さくすると症状が消えるためピロカルピン点眼やブリモニジン点眼を使ってみます。水晶体の前嚢切開のエッジが濁ってくるとレンズ上を覆うために症状が消えることがあります。手術後一年たっても症状が消失しないようなら、眼内レンズをシリコンレンズ、ラウンドエッジタイプのもの、光学径の大きいものに入れ替えしたり、スリーピースレンズを嚢外固定にしたり、レンズを重ねたり、などの追加手術を行います。


  Negative Dysphotopsia

耳側周辺部にレンズの縁のような黒いものが見え、明るいところで目立ち、縮瞳しても消えない症状が出ることがあります。目の中に入った光が眼内レンズを通らず網膜部分に到達することで起きる症状であり、眼内レンズの入れ替えで消失します。


Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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