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みさき眼科クリニック@代々木上原

免疫抑制薬点眼による春季カタルの治療

 春季カタルとは、主に小児に見られる(時に成人しても症状が続きます。)アレルギー性結膜炎です。免疫抑制薬の点眼がよく効くのですが、「危険な薬だから短期間だけ使う薬です。」と眼科医から説明を受け、困って保護者の方が相談にいらっしゃることが結構あります。時に調剤薬局で「こんな大変な薬を出すなんて、次はちがう薬に変えてもらってください。」とまで言われることがあるようです。


 もちろん副作用がないわけではありませんが、ステロイド点眼を子どもに使うより副作用は少ない薬です。免疫抑制薬の点眼もステロイド剤の点眼も、感染症になりやすい(ものもらい、ヘルペス、時にカビなどの感染)という共通の副作用がありますが、ステロイド剤にだけ見られる副作用は眼圧上昇です。そしてこの副作用は子どもに出やすいという特徴があります。ステロイド点眼を使用しないとかゆみがコントロールできない春季カタルは免疫抑制薬点眼を使うことが必要となります。


 免疫抑制薬の点眼には二種類あり、パピロックミニ、タリムスです。どちらも商品名で後発品はありません。パピロックミニは効果が安定するまで数ヶ月かかることもあり、すぐにやめてしまっては再発する可能性があります。症状が落ち着いてきたら、点眼回数を減らすこともありますし、この二つを使っていても症状が強い場合にはステロイド剤を追加します。


Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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