
写真は網膜の血管がつまったことによる眼底出血で、それほど珍しい病気ではありません。昔はレーザー治療のみ行っていたのですが、現在は発症初期は抗VEGF抗体を注射し、長引けばばレーザーや硝子体手術、という考えになっています。
が、全部の出血に治療が必要なわけではなく、矯正視力が0.9以上、範囲が小さい場合はまず放っておいて大丈夫とされています。矯正視力が0.8-0.9は悪化することがあり、数ヶ月おきにチェックが必要です。黄斑乳頭間に病変がない場合はほとんど自然治癒することも知られています。



写真は網膜の血管がつまったことによる眼底出血で、それほど珍しい病気ではありません。昔はレーザー治療のみ行っていたのですが、現在は発症初期は抗VEGF抗体を注射し、長引けばばレーザーや硝子体手術、という考えになっています。
が、全部の出血に治療が必要なわけではなく、矯正視力が0.9以上、範囲が小さい場合はまず放っておいて大丈夫とされています。矯正視力が0.8-0.9は悪化することがあり、数ヶ月おきにチェックが必要です。黄斑乳頭間に病変がない場合はほとんど自然治癒することも知られています。
いわゆる「奥渋」と呼ばれるエリアにある、かき氷のお店。
見かけが可愛いので女子向けかと。
セバスチャン@代々木公園
渋谷区神山町7-15
Tel: 03-5738-5740
営業時間:Twitterで確認を。時々変わります。
不定休
お店のTwitterはこちら。
食べログでの案内はこちら。
緑内障診断の基本は眼底写真ですが、わかりにくい場合もありそういうときにはOCT(眼底三次元画像解析)が役立ちます。初期の器機は視神経乳頭の解析のみだったのですが、現在は黄斑部解析も合わせて総合的にチェックしています。
典型例では視神経乳頭部分だけでも神経が障害されている状態がすぐわかりますが、乳頭の形は個人差が大きく画像解析ではエラーとなってしまうこともあり、その際には黄斑部の神経の厚み、特に上下で左右差がないかをチェックしています。眼底の神経は視神経乳頭から放射状に目の中に広がり、上下は別の神経線維で構成されています。上下の神経が同時に障害されるのではなく、時期的に病気になるときがずれますので、上下に差がある、というのは緑内障疑いとなります。
図はすでに視野に変化の出ている方の黄斑部解析ですが、右上の写真でもすでに上下に厚みに差が出ています。9つあるカラーマップは厚みの解析をしているものですが、中段の赤いところ、下段の青いところは神経が薄いことを意味しています。
6月は学校健診の視力検査でひっかかった子どもたちが多く受診しています。視力検査や診察をしようとすると「風が出て怖いからイヤだ」と言われることが多いのですが、当院では視力検査のたびにこの風の出る眼圧検査をすることは行っていません。
成人であれば緑内障チェックのために眼圧を測ったり、子どもでも何か病気があったり、アレルギーに対してステロイド剤を使っていると副作用チェックのために眼圧を測るのは大事なことですが、通常は子どもの場合眼圧を測る必要性はほとんどないと考えているからです。
カレーのご飯が古代米なのがアスリート向けなのかしら? カレーやうどんくらいしかないので、あまりヘルシーとは言えない感じです。
ビストロアスリートwithカムラッド@幡ヶ谷
渋谷区西原1-40-18
Tel: 03-5738-2038
営業時間:11:00-21:00
定休日:第1、第3月曜
レーザーポインターを目の中に当てると、網膜にやけどのような状態が起き、時に視力に影響が出ることがあります。
いたずらで他人の目に当てることもありますが、ときに自傷行為として自分で自分の目にレーザーを当てている人がいるという話を聞きました。網膜に線状の瘢痕がある場合の鑑別としてあげられます。虹彩にもレーザーがあたり萎縮したところができているそうです。
緑内障の進行は主に視野検査でチェックしています。見えていないところが暗点として検出され、同年代の平均データよりどれくらい悪いかというmean deviationをdB(デシベル)数値で表しています。この数値が増えると悪化しているということになります。
緑内障の治療目標は、1年間の悪化を0.5dBより少なくすることとされていたのですが、最近は高齢化のため目標が0.2dB とされました。とはいうものの、病気がなくても年齢とともに視野は悪化していく速度が0.2dB程度なので、老化現象を止めるような治療が目標=不可能に近い、ということになってしまいます。
ではどうしたらよいのでしょう? これは早期発見につきます。早くに見つけて早くに治療をすることが生涯よく見える状態を保てるということです。早期発見の基本は両眼の眼底写真を定期的に撮ることです。
若い人や地元の人が多い居酒屋さん。
楽酒屋ごえん@代々木上原
渋谷区上原2-48-11
Tel: 03-3485-7622
営業時間:18:00-翌5:00
無休
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非常にうつりやすい結膜炎として知られる流行性角結膜炎(俗称「はやり目」)は、結膜炎のイメージとして定着している「目やに」の訴えよりも、写真のようなひどい充血、まぶたの腫れ、そして異物感の訴えで受診することが多いと感じます。うつりやすいために8割が両目に発症します。(時期は数日ずれることが通常です。)
診断キットが陽性に出ないことも2割くらいあり、最初に診察したときに診断がつかず、症状が悪化していく、治らない(2週間ほど症状が続きます)、ということからこの結膜炎だとわかることもあります。
写真のスリット光の中にもやもやとした濁りとして見えているのは、流行性角結膜炎に見られる角膜混濁で、この症状が出ると確定診断がつくのですが、これが出てしまうと見えにくい、眩しい、という症状が出てしまいます。時に数年にわたり症状が続くこともあり、乳幼児の場合は視力成長の妨げになる可能性もあり注意が必要です。
学校健診での視力検査は、0.3、0.7、1.0の視力票のみ使うことが多いため、眼科で測る視力と異なることもありますし、実際の近視度数がどれくらいかはわかりません。ただ全国的なデータは集められていますので、視力が悪い子供たちのパーセンテージはわかります。
平成30年度の「裸眼視力1.0未満の者」の割合は,幼稚園26.68%、小学校34.10%、中学校56.04%、高等学校67.23%、「裸眼視力0.3 未満の者」の割合は、幼稚園0.87%、小学校9.28%、 中学校25.54%、高等学校39.34%となっていて、この割合は年々増加しています。このデータは文部科学省学校保健統計調査としてネットでも簡単に手に入ります。視力が悪い子が全て近視ではないのですが(遠視でも視力が悪い場合があります。)、ほとんどが近視であると考えてよいでしょう。と考えると、近視の子どもは増えていると言えます。