
緑内障の治療に使われる点眼薬の副作用はいろいろあります。まつげが濃くなり伸びる副作用は美容液として利用されていますが、Dues(Deepening of upper eyelid sulcus 上眼瞼溝深化)と呼ばれるまぶたの二重が深くなる副作用は緑内障手術(トラベクレクトミー)の成績を悪くさせてしまう可能性があり要注意です。ビマトプロスト(商品名:ルミガン)にこの副作用が多くみられます。
文献:PLoS One. 2017 Jul 20;12(7) PMID:28727804



緑内障の治療に使われる点眼薬の副作用はいろいろあります。まつげが濃くなり伸びる副作用は美容液として利用されていますが、Dues(Deepening of upper eyelid sulcus 上眼瞼溝深化)と呼ばれるまぶたの二重が深くなる副作用は緑内障手術(トラベクレクトミー)の成績を悪くさせてしまう可能性があり要注意です。ビマトプロスト(商品名:ルミガン)にこの副作用が多くみられます。
文献:PLoS One. 2017 Jul 20;12(7) PMID:28727804
初診の方には治療している病気、かかったことのある病気を必ずお聞きしていますが、結構話してくれないことが多いようです。「病気のあることが恥ずかしい」と言われてびっくりしたこともあります。
眼に症状の出る病気や、眼に副作用の出る薬などいろいろあります。糖尿病、高血圧は眼に症状が出る代表的な病気ですが、最近は抗がん剤を通院治療で使っている方も増えていてその副作用もよく見かけます。
使っている薬が多すぎて覚えられない場合、お薬手帳が役立ちますのでぜひ持参してください。「よく内科で出される薬」ではわからないのです。
花粉症の鼻症状がつらそうな人に飲み薬を出しましょうか、とお聞きしたところ「眠くなるからいらない」と言われることがあります。花粉症の飲み薬にはいくつか種類があり昔の薬より眠くなりにくいのですが、結構個人差があるようです。
当院では初めて飲む薬の場合1週間程度試してもらって、効果もあり眠くならないようであればその薬を続けて処方しています。以前に飲んで眠くてダメだった薬の名前を覚えていると、新しい薬を試しやすくなります。
目の症状には目薬が基本ですが、鼻の症状がつらい場合当院でも飲み薬を処方していますので、ご相談ください。
お店の名前が酒廊となってますし、中華というよりお酒を飲みながらつまむ感じなのでしょう。写真はランチ(1000円)です。
酒廊 而空(じくう)@幡ヶ谷
渋谷区幡ヶ谷2-13-4第2定石ビル1F
Tel: 050-5593-7970
営業時間:12:00-14:00 18:00 23:00
定休日:月
お店のホームページはこちら。
食べログでの案内はこちら。
盲導犬を街で見かけることはあっても、どう対応したら良いのか実は知らない、という人は多いのではないでしょうか?
学校の児童たちへのデモンストレーションを行っているようですが、医療機関にも出張デモをしてくれるようです。眼科医であっても盲導犬との接点は少ないので、学会等でセッション設けてやってくれないかなあ、と思います。
日本盲導犬協会サイトにおける説明はこちら。(学校への出張デモの紹介が載っています。)
当院は眼科ですので花粉症の目のかゆみがつらい人が来院されることが多いわけですが、「目がかゆくてしょうがないので飲み薬をください」と言われることが結構あります。目薬より飲み薬のほうが強いと思っているからのようですが、目のかゆみには点眼薬のほうが効果的です。
そして点鼻薬が目の症状にも効きますので、目と鼻と両方症状がある場合には点眼+点鼻を基本として使ってもらい、鼻の症状が強い場合に飲み薬を追加しています。
パン屋さんのあとにエッグタルトのお店ができていました。タピオカとエッグタルトは合わないような気がします…。
MissRoll@幡ヶ谷
渋谷区幡ヶ谷2-18-4カナデール幡ヶ谷1F
営業時間:10:00-20:00
お店のインスタはこちら。
花粉症の時期、目に入った花粉を洗い流すことも効果的です。いままで人工涙液であるソフトサンティアやロートソフトワンという点眼を使ってもらっていましたが、最近点眼型洗眼薬と呼ばれるウェルウォッシュアイが発売されました。
花粉は目の中に入るとハッチアウトと呼ばれる破裂を起こし、中の成分がアレルギーを起こします。ソフトサンティアもこのハッチアウトを抑制することが知られていましたが、ウェルウォッシュアイはより抑制効果があるそうです。またソフトサンティアは開封したら10日で破棄しなくてはなりませんが、ウェルウォッシュアイは1ヶ月使用可能です。
水道水で目を洗うと目の表面に傷がつきますので、これらの点眼をお使いください。いずれも薬局で処方せんなしで購入できます。点眼の四滴で結膜嚢(まぶたがポケット状になっているところ)のほとんどを洗い流せるそうです。
この点眼のことなども説明している取材記事が掲載されている日経Styleのサイトはこちら。
春季カタルは重症アレルギー性結膜炎のひとつですが、免疫抑制薬の点眼がよく効くことがわかっています(パピロックミニ、タリムスの二種類があります。)。どうしてもこの点眼を使いたくない、という患者さんもいて、その場合の治療法を検討したデータでは、ステロイド剤をまぶたに注射するのが効果的と報告されています。ただ、この病気は子どもに多いので、注射は難しいのではと思われますので、点眼治療をお勧めしたいです。ステロイドの点眼で起きやすい副作用の眼圧上昇は免疫抑制薬では起きませんので、副作用は少ないと言えます。
免疫抑制薬に抗ヒスタミン点眼の追加は効果ないとされていますので、基本的な治療はやはり免疫抑制薬点眼となり、症状が落ち着いたころに回数を減らすというプロアクティブ療法になると思われます。