みさき眼科クリニック@代々木上原

花粉食物アレルギーの原因を調べる

なんらかの花粉にアレルギーを起こす場合、その花粉と似た構造をもつ食物にもアレルギーを起こすことがあります。


たとえばハンノキという木の花粉にアレルギーがある場合、豆乳を飲むと口やのどが腫れるという症状は花粉食物アレルギーの症状です。この場合採血で豆乳の原料である大豆を調べても陽性には出ず、組成成分であるGlym4を調べないと陽性には出ません。


食物アレルギーは通常のアレルギー採血では出ないので、組成成分を調べる(現在保険でできるのは大豆のGlym4と小麦のw-5グリアジンだけです。)、皮膚科でプリックテストをする、という方法がありますが、特定の原因がはっきりしない場合もともとの原因である花粉からあたりをつける方法が実際的です。


食後に両眼が腫れるのも食物が原因と考えられます。どの食物が見当がつかず採血で調べるときには、View39のようにセットになっているものが簡便ですし、個別に調べるとしたら、ハンノキ、シラカンバ、オオアワガエリ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギが食物アレルギーと関連が多い花粉です。スギ花粉症は患者数は多いのですが、スギにアレルギーを起こす人が反応する食物は現在トマトだけしか知られていません。


当院でもアレルギーの原因を調べる採血を行っていますので、症状が気になる方はご相談ください。(土曜日は予約での採血のみ)


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St Faucon(サンフォコン)@代々木上原

大好きなお店が幡ヶ谷から代々木上原に移転して広くなりました。

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この5年の間に色々作ってもらいましたが(私が食べたものの写真はこちら。ごく一部です。そして貸切したときに作ってもらったものも多いので、いつもある料理ではありません。)、基本は肉料理、そしてフランス、ロワール地方のサンセールワインのお店です。セラーに並ぶワインを見るとサンセールだらけ。常に千葉シェフがいろいろトライしているので、前回と同じというメニューにならずに飽きない料理の数々を楽しむことができます。


このお店に通うようになりワインのことをもっと知りたくなり、スクールに通ってワインエキスパートを取得しましたし、単著の眼科教科書を執筆するきっかけの場でもあり、これからも発展していってほしい素敵なお店です。


新店舗が内装設計ミスの連続で、なかなか本格的オープンにならずに気を揉みました。こんなに失敗が多い内装ってあまり聞きませんけどねえ…。


St Faucon(サンフォコン)@代々木上原

渋谷区西原3-5-3小林ビル1F

(代々木上原駅北口2を出て目の前です。)

Tel: 070-4383-3567

営業時間: 18:00-23:00

定休日:日曜と1ヶ月に二回くらい不定期の休みあり

通常は子ども不可。

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食物アレルギー

食物アレルギーは原因となる食物が腸管から吸収され感作が起こり、その後原因食物を摂取すると全身に発疹が出るのが典型的な症状ですが、「茶のしずく石けん」という石けんを使った人たちが顔、特に目に強く症状が出たことがあり、経皮経粘膜感作したときには感作部位(この場合は目の周りの皮膚や結膜)に強く症状が出ることがわかりました。この石けんにはグルパール19Sという加水分解小麦が含まれていて、石けんで洗顔をするたびにこの小麦成分が顔の皮膚から吸収され、その後小麦を含む食物を食べて運動をすると激しく目が腫れる症状が出ました。


繰り返し出るまぶたの腫れは食物による可能性もあります。まぶたが腫れると眼科に来ることが多いため、接触アレルギーやアトピーなどと鑑別する必要があります。


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牛肉アレルギーと抗がん剤

眼科とは直接関係ない話ですが、皮膚科ドクターの講演が面白かったので書いておきます。


牛肉にアレルギーを起こす人は子持ちカレイにもアレルギーを起こすのですが、これは四足動物の肉に含まれる糖鎖(αGalgalactose-α1.3-galactose)がカレイの卵にも存在するためで、このアレルギーがある人は牛肉のほか豚肉も食べられませんが、鶏肉、カレイの身は食べても大丈夫です。


このアレルギーを起こすきっかけはマダニに咬まれることだと考えられています。犬についてくるマダニの唾液腺にこの糖鎖が含まれていて、マダニに咬まれると抗体が産生され、その後この糖鎖を含む肉を食べるとアレルギーが起きます。そしてこのアレルギーはAO型の血液型の人に見られ、B型の人はまずなりません。血液型は糖鎖で決定されますが、B型の人はこの糖鎖をもともと持っているためにアレルギーを起こしにくいようです。


セツキシマブ(アービタックス)という抗癌剤はこの糖鎖を持つ薬です。静脈投与するため、牛肉アレルギーの人に投与すると重篤なアレルギー症状が起き、初回治療で死亡することもあります。


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五鉢@幡ヶ谷

近所で働く男性たちに人気の定食屋さんです(女性客もいますが少数派)。700-800円でこの定食はお買い得なので、人気があるのもわかります。

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五鉢@幡ヶ谷

渋谷区西原1-22-9

Tel: 03-6407-1353

営業時間:11:30-14:30 17:30-23:00

定休日:日祝

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紹介状

緑内障は診断されれば一生治療が必要な病気です。転院を希望される場合、それまでの経過を書いた紹介状をお持ちになることをおすすめします。


使っている点眼薬のことがわかるだけでなく、治療前の眼圧や、経過中に悪化しているのか変化していないのかどうかは、患者さんのお話しだけではわからないからです。もちろん紹介状なしでも診察はできますが、せっかくの診療データを捨ててしまうことになり、もったいないことになります。


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スギ花粉症のシーズン到来

先週末より花粉症の症状が出ている方が受診されています。


毎年花粉症の症状が出るのであれば、症状がひどくなる前の治療をおすすめしています。花粉が多く飛んだ翌日は皆症状が出てしまい、内科、耳鼻科、小児科、眼科、どこの外来も混雑するのが通常です。あらかじめ薬をもらっておいたほうが待ち時間も少なくすみます。


時々「旅行中にものもらいになるかもしれないから抗菌点眼を処方してほしい。」と言われ、この場合には処方していませんが(起こらないかもしれない病気の治療は行いません。)、毎年出る花粉症の場合にはあらかじめ処方することもしていますので、ご相談ください。飲み薬も処方していますが、毎年飲んでいて相性の良いものを処方しようとする場合、薬の名前がわからないと処方できません。お薬手帳をお持ちください。


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LUG@幡ヶ谷

カフェです。中が結構広いので使いやすいかも。

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LUG@幡ヶ谷

渋谷区幡ヶ谷2-19-1 カーサ幡ヶ谷1F

Tel: 03-6300-4616

営業時間:ランチ11:00-15:00 カフェ15:00-18:00 ディナー&バー18:00-翌日2:00(ディナーL.O. 23:30)、日曜は23:00まで

定休日:月

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上皮バリアーとアレルギー

何かにアレルギーを起こす、というと、「自分ではない異物が体に入り反応が起きる」「自己と非自己を認識しての過剰反応」という説明をすることがありますが、いろいろ研究が進み、最近の話題は上皮バリアーが破壊されると上皮由来の炎症性サイトカイン(IL-33IL-25など)が出てきてアレルギーが起こるということがわかっています。マウスの実験でIL-33が各種アレルギーの引き金になるというデータがあり、アトピー性皮膚炎治療の可能性のひとつとして考えられています。


細胞レベルではありますが、点眼薬に含まれている防腐剤の塩化ベンザルコニウムがこのサイトカインを増やすというデータもあり、防腐剤による影響の出やすい人は防腐剤フリーの点眼薬のほうが良いと言えます。


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スギ花粉症の初期療法

何度もブログに書いていますが、スギのように症状が出る季節が決まっているアレルギーは、原因の花粉が飛ぶ二週間前あるいは症状が出てきたころに治療を始めると、症状が軽くなる、症状が出る時期が短くなる、ステロイドを使う量が減ることが知られていて、「初期療法」と呼ばれています。


なぜ早めの治療が効くのかいくつか説があります。

1 Minimal persistent inflammation

本格的な症状が出る前に花粉に触れることで炎症が出ることが知られています。少量の花粉はシーズン前にも飛んでいますので、その時期のアレルギーを早めの治療でおさえるとその後も効果的と考えられています。


2 Priming effect

いったん症状が出てしまうと、少ない花粉でも症状が出やすくなるため、早めの時期の症状を抑えることが勧められています。


3 Inverse agonist

かゆみの症状を起こすヒスタミンはH1受容体に結合して作用します。この受容体は活性型と非活性型があります。抗ヒスタミン薬の中でニュートラルアゴニストと呼ばれるものは受容体に結合後活性と非活性のバランスは変えないのですが、インバースアゴニストと呼ばれる抗ヒスタミン薬は非活性型を増やします。非活性型が増えると受容体からのシグナルが減り、結果として受容体そのものが減っていき、ヒスタミンがないときでもアレルギーに対する反応を抑制できるとされています。インバースアゴニスト作用を持つ薬を花粉が飛ぶ前から使うと、受容体を減らすことができる(「かゆみスイッチを減らす」とアレルギー専門の深川先生はよく言ってます。)ので、早めの治療が勧められています。点眼と内服の両方があるアレジオンは通常のアゴニスト作用とインバースアゴニスト作用の両方の作用を持っています。

 

私自身も花粉症がありますが、日記などをチェックしてみると大体125日ころに目のかゆみを感じて点眼治療を始めています。初期療法は1月末よりが推奨されていますので、もう治療を始める時期です。


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