
サックス演奏後に網膜中心動脈閉塞を起こした小学生の症例報告を学会で見ました。
網膜中心動脈閉塞は、高血圧や糖尿病など何か病気のある高齢者に多く、子どもには珍しいものです。写真は40代女性のもので、かろうじて血流のある網膜が残っていますが、この方も基礎疾患はなく原因不明でした。
ただこれまでにも吹奏楽によると思われる脳出血、脳梗塞、網膜静脈閉塞症の報告はあるので、息をこらえるバルサルバと呼ばれる方法が原因ではと推測されています。しかし、注意のしようがないような気もしますね。


サックス演奏後に網膜中心動脈閉塞を起こした小学生の症例報告を学会で見ました。
網膜中心動脈閉塞は、高血圧や糖尿病など何か病気のある高齢者に多く、子どもには珍しいものです。写真は40代女性のもので、かろうじて血流のある網膜が残っていますが、この方も基礎疾患はなく原因不明でした。
ただこれまでにも吹奏楽によると思われる脳出血、脳梗塞、網膜静脈閉塞症の報告はあるので、息をこらえるバルサルバと呼ばれる方法が原因ではと推測されています。しかし、注意のしようがないような気もしますね。
盛りつけはカフェ風ですが、味は洋食屋さんのランチ。
これにサラダ、スープ、コーヒー(14時以降は200円追加)で1200円。
ハナイロ@幡ヶ谷
渋谷区西原1-38-3
Tel: 03-3481-0677
11:30-22:00(夜は予約のみ)
不定休
食べログでの案内はこちら。
睫毛につけるエクステンションは、その接着剤にアレルギーを起こしたり、施術の際に目の表面に傷がついたり、とトラブルの報告が多いのですが、眼内炎を起こした報告が学会ポスターにありました。
緑内障に対する線維柱帯切除術後はそもそも感染に弱い状態なのですが、その手術後の患者さんが睫毛のエクステをつけたあとに眼内炎を起こしたそうです。男性ドクターは、エクステは若い女性がするもの、と思っているようですが、実は老眼年代ほどその便利さがわかるので、50代の女性でもつけていることがあります。この報告は40代女性でした。
Stevens-Johnson(スティーブンスジョンソン)症候群および、その重症型である中毒性表皮壊死症候群(TEN)は、薬の副作用により皮膚や粘膜にやけどのようなひどい症状が現れ、時に死亡することもあります。70%ほどに目の症状を伴い、重症ドライアイとなり視力も低下します。
学会で京都府立医大の眼科を受診した200例の症例報告がありました。実はこの病気、そんなに多いものではなく、診察したことがない眼科医のほうが多いと思います。私も前の職場では何人も診察していましたが、今のクリニックで新しく出会う患者さんはいません。200例というのはとても多いですね。
目に症状が出ているのは、若い患者さんに多く(10才未満)、1/4が15才未満だったそうで、原因は風邪薬、解熱鎮痛薬がほとんど。(個々の薬に対する過剰反応のため、どのくすりでなる、ということはない病気です。市販の薬でもなります。)
最初は風邪症状で受診し、皮膚に症状があるため、はしか、水疱瘡、風疹、ヘルペス、結膜炎と診断されてしまうことも多かったと報告されています。確かに初期の診断は難しいときもありますが、発症時期にステロイド剤のパルス療法が必要なため(後遺症を残さないため)、早期の診断が大事と言える病気です。
有名な中華料理店が移転したあとのイタリアンです。
サラダ、パスタ、メインの真鯛。
パスタはとっても美味しかったし、他もそれなりのレベルで、ワインも面白いものがあったりしますが、コストパフォーマンスが悪い感じがあります。男性には物足りないかも。ランチがあれば女性受けが良いのではと思いました。
コンチェルト(Concerto)@代々木上原
渋谷区上原1-29-5 BIT代々木上原B1F
Tel: 03-6804-8794
営業時間:18:00-23:00
不定休
ホームページはこちら。
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Central serous chorioretionathy 略称CSC
30-40台の男性に多くみられる病気で、視力に大事な黄斑(おうはん)部分に限局性の網膜剥離が起こるため、視野の中心が暗くなる、ゆがむ、小さく見える、などの症状が出ます。ストレスによって起きると言われていて、自然に治ることも多いのですが再発も多い病気です。
写真は発症時と二か月後に自然治癒したときの眼底写真ですが、発症時には黄斑部に円形のむくみが見られます。(点線○内)
以前は網膜色素上皮のバリアが壊れて、網膜下に水がたまることにより起こる病気と考えられてきましたが、眼科三次元画像解析(OCT)という新しい器械の検査により、病気の本質は色素上皮に接する脈絡膜にあるのでは、と考えられています。CSCを起こしている目では脈絡膜が厚くなり透過性が亢進しているために、そこからあふれた水分が網膜色素上皮を通して網膜下にもれるようです。OCTによる検査をすると、CSC発症時に自覚症状のないほうの目にも脈絡膜が厚くなっている所見があり、また発症時の脈絡膜が厚いほど再発が多いそうです。
以前より行われていたレーザーによる治療は色素上皮の漏れ部分を直す方法で、最近行われている光線力学療法(PDT)は脈絡膜の透過性を直す方法です。自然に治ることも多いのですが、長引いたり視力が低下するような場合にはこれらの治療を行います。
CSCの経過中にプレシピテートと呼ばれる沈着物が見られることがあります。これは網膜視細胞外節が貪食されていることにより起きるもので、網膜に障害が起きているということであり治療を始める目安になります。OCTは高額な器械のため眼科開業医でもっているところはまだ半数くらいだそうですが、この器械がなくてもCSCの診断はつきますし、治療が必要な段階は通常の診察でわかりますので、症状がある場合は眼科を受診してください。
Byみさき眼科クリニック@代々木上原
眼科医からすると、カラーコンタクトレンズはおしゃれ用であり、通常の度入りコンタクトレンズを使っている人がたまに使う、という感覚があります。しかし先日の学会で聞いた話では、未成年のカラーコンタクトレンズユーザーは初めて使うコンタクトレンズがカラーであり、ほとんどが眼科の診察を受けないで雑貨店、通販で購入しているそうです。これは海外とくらべ日本には度なしレンズに関する規制がないからのようです。度なしのほうがデザイン豊富なため、度入りレンズの上に重ねてつけたり、レーシックで近視は治っているのに度なしカラーレンズをつけている人もいます。(ちなみに当院はカラーコンタクトレンズをつけている患者さんはとても少ないです。)
若い女性は瞳を大きく見せるために、大きいレンズを探し出してつけているようですが、大きいレンズはレンズのカーブもきついため、つけたあとに酸素不足、角膜浮腫が起き、角膜の厚みが増したり、角膜が変形してしまい円錐角膜と診断されていたという話も聞きました。
私からすると、「抗菌」ということに神経質になるわりに、レンズの手入れをしていなかったり、あっていないレンズを平気で目に入れる人の感覚が理解できません。説明しても聞いてくれず、同じトラブルを繰り返す人が多いのも特徴です。
もう言わなくてもわかる味のラーメン。細い麺は私の好みではありませんが、どこでも同じ味、というのは安心感があります。
店員さんも元気で繁盛してました。
博多一風堂@代々木上原
渋谷区西原3-2-4 フロンティア代々木上原B1F
Tel: 03-6407-5151
11:00-1:00
一風堂のホームページはこちら。
食べログでの案内はこちら。
以前のお店「五行」と経営は同じだそうです。
閉じた眼を開けてから涙の表面に乾いたスポットができるまでの時間は、涙液層破壊時間Tear break-up time (略称BUT、ビーユーティー)と呼ばれるドライアイの診断基準です。眼科の診察時には主に蛍光色素で染色して判定していますが、眼科に来ないでドライアイかどうかを見極める方法として「何秒間眼を開いていられるか?」というものがあります。
とは言うものの、実際診察をしていると、BUTが短く、乾いたスポットができた瞬間にまばたきをする人と、スポットができたあとも瞬きをしないでいられる人に分かれます。これは眼表面の知覚の差による可能性があり、このあたりがドライアイの自覚症状と他覚症状に差が出ることが多い理由の一つかもしれません。
まぶたを開いていられる時間をMaximum Opening Time (最大開瞼時間)= MOT と名付けて調べた報告を学会で聞きました。このMOTとBUTの差の話はちょっと興味あるところですね。