みさき眼科クリニック@代々木上原

薬は使ってください。

他院で治療を受けているが治らない、というご相談をよく受けますが、よくよくお聞きすると処方されている薬を使っていなかったり、1日4回点眼する薬を一回しか使っていなかったり、ということが結構あります。


もちろん症状によっては処方されている薬が合わないだろうと考えられる場合もありますが、まずは処方された薬を回数など守って使ってみてください。薬の効果がないことが診断につながったり、次の薬を検討する目安になることもあります。


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採血でアレルギーの原因を調べる方法

アレルギーの原因を調べる採血検査は、たとえば眼に入る花粉やハウスダスト、ダニ、動物の皮膚、食べてアレルギー反応を起こす果物や魚介類などが項目に入っています。


コンタクトレンズによるアレルギー性結膜炎の場合には、レンズを異物として認識してアレルギーが起きているわけですが、採血してもレンズが原因かどうかはわかりません。レンズのような物質を採血検査に取り入れることはまず無理です。典型的な症状であれば見ただけでレンズが原因とわかります。また、レンズを使っていると調子が悪くなる場合にも、レンズが原因だろうと推測できます。


コンタクトレンズをつけると眼がかゆくなる、という患者さんに採血検査を勧める眼科があるようですが、採血ではレンズが原因という結果は出ません。もちろんその他のものにアレルギーがある場合には採血で陽性に出ることもありますが、眼だけにアレルギーの症状があるときには採血には出ないこともあります。

 

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近視を進ませないためには

近視になるのは遺伝が半分、環境が半分です。遺伝的要素は、アジア人であること、両親の双方あるいは片方が近視であること、であり、これは変えようがありません。


環境として整えることができるものとして、現在報告されているものは:


*近くを見るときには30センチ以上離す

*近くの作業は30分以上続けない

(近くを見ていると近視が進みます。)


*低濃度アトロピン点眼を使う。

(アジアの国で行われている方法ですが、現在日本では輸入した点眼を使うしかなく自費診療となっています。)


*両眼で見る

(左右の度数が異なる場合、片方ずつの目で見ていると、近視が進みます。)


*目の中に均一にピントが合うように特殊なメガネやコンタクトレンズを使う。

(現在日本ではこのタイプのメガネやコンタクトレンズは扱われていません。オルソケラトロジーという就寝時につける近視治療用のコンタクトレンズはこの目的にあっていますが、現在日本では子どもへの使用認可がおりていません。医師の裁量で行っている施設はあります。)


MCレンズ

(子どもの近視進行抑制用の遠近両用メガネですが、期待するほどの効果は出ないようです。)


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涙道閉塞の治療法

涙は目の鼻側にある涙点から鼻のほうに流れていきます。ときにこの流れ道が狭くなったり、ふさがってしまうことがあり、そうなると涙があふれたり、感染を起こすと目やにがひどくなったりします。


昔はブジーと呼ばれる針金のようなものを通すしか治療法はなかったのですが、現在は涙道内視鏡を使えるようになり、ブジー以外の治療法も行われることが多くなりました。


生まれつきこの涙の流れ道が閉じている先天性鼻涙管閉塞は、生後一年でほとんどが自然開通すると報告されています。外来でブジーを行う場合、1歳近くなるとおさえつけて行うことが難しくなることもあり、大体六か月前後で行うのですが、涙道内視鏡が使える現在、生後一年までまって開通しなかった場合に内視鏡を行う、という施設もあるようです。ただし、ブジーは外来でできますが、乳児の内視鏡は入院で全身麻酔をしないとできませんので、治療法をどう選択するか今後の課題でしょう。


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白内障の点眼

白内障があると処方されることがある、カタリン、カリーユニ、タチオンという点眼薬は、白内障の進行を遅らせる効果を期待して、ということであり、いまある白内障を治すわけではありません。白内障手術の技術が進歩し手術が上手な眼科医の多い日本では、さほど効果のないこの点眼薬を処方する意味はないと思いますので、私は「おまじないみたいなものです。」と説明しています。

blog用カリーユニ 

他に治療している病気もないのであれば、患者さんの希望があるときには処方することもありますが、この点眼薬はときにアレルギーを起こします。写真はどうしても白内障手術を受けたくない、ということでこの点眼薬を使っていた方ですが、充血、目やにがひどくなっても、手術以外はこれしか方法がないと頑張って何年にもわたり点眼を続けていたそうです。点眼を中止したところ、あっというまに充血、目やにはなくなりました。


そこまでして使い続ける薬ではありません。


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