みさき眼科クリニック@代々木上原

スティーブンスジョンソン症候群の眼後遺症に対するリスクファクター

スティーブンスジョンソン症候群とその重症型である中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、ほとんどが薬剤をきっかけに発症します。突然の高熱、全身の皮膚•粘膜の発疹•びらんという症状が出て、死亡率も高い病気です(スティーブンスジョンソンで6-8%、TENは20%以上)。治癒後も重症ドライアイとなり、角膜の結膜化、重症例では眼表面の皮膚化が起き、視力低下は非常に治療に苦労します。発症率は数百万人にひとりと多くはありませんが、薬の副作用として頭のすみに入れておくべき疾患です。

この病気の後遺症としての眼症状は非常に個人差があります。京都府立医大がまとめた報告によると、急性期の眼症状の重症度が高く、若い患者さんであること、そして原因薬剤が総合感冒薬または非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)であった場合に、眼後遺症のリスクファクターとなるそうです。

角膜を専門としていると、それほど珍しい病気という感じはしないのですが、発症率から考えると、一生診察する機会のない医者もいると思います。眼症状を伴う場合の情報サイトが作られています。
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