みさき眼科クリニック@代々木上原

重症筋無力症

重症筋無力症とは、神経から筋肉に情報が伝えられる受容体が破壊される自己免疫疾患です。全身の筋力低下、疲れやすさが症状ですが、初発症状の約7割が眼瞼下垂、約5割が複視(だぶって見えること)と言われています。そのためこの病気の患者さんの多くがまず受診するのは眼科です。

眼の症状だけの場合は眼筋型、全身の症状があるものを全身型と呼びます。最近の重症筋無力症は65歳以上の高齢者に起きることが増えていて、この高齢者は眼筋型が多いのが特徴です。眼の症状から発症しても半数が全身型に移行するとされていますが、高齢者の場合には眼筋型にとどまることが多いそうです。

疲れてくると症状が悪化するため、夕方になるとまぶたが下がる、という訴えや、日によって変動する眼瞼下垂、複視がある場合にはこの病気を疑う必要があります。眼瞼下垂の原因はいろいろありますが、重症筋無力症と診断する簡単な方法は、上方視1分間以上で下垂が悪化する、という疲労現象で診断する方法(その後強く閉瞼してもらうと下垂は戻ります。)、あるいはアイスパックを数分眼瞼にあてて下垂が改善するかどうかで診断する方法があります。

治療は全身型では胸腺摘出となりますが、眼筋型では抗コリンエステラーゼ薬の内服やステロイド剤免疫抑制剤の内服になります。

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