みさき眼科クリニック@代々木上原

抗菌点眼薬の使い方

抗菌の点眼薬は良く処方される薬です。
1 手術後の感染予防のため
2 感染を起こしているときの治療のため
3 感染を起こしやすいときの予防のため
というような目的があります。
1は白内障術後、2は「ものもらい」という代表的なものがあり、わかりやすいと思います。3としては角膜上皮が広くはがれているとき、という場合があります。

角膜の一番表面は角膜上皮になりますが、この上皮にはバリアーの働きもあり眼を守っています。上皮があると感染に強いのですが、なんらかの原因で上皮がはがれてしまうと、細菌などに感染しやすくなります。そのために角膜上皮がはがれていると抗菌点眼薬を使うこともありますが、感染の予防のためであり治療の主体とはなりません。角膜上皮がはがれているときには、ヒアルロン酸の点眼、時にステロイド剤の点眼を使い、痛みが軽くなるようであれば軟膏を使います。痛みが強く目が開けられないときに治療用コンタクトレンズを入れることもあります。どこでも行っている治療ではありませんが、自分の血液から作った目薬を使う方法もあります。

角膜上皮がはがれているときに抗菌点眼の濃度を上げても効果が出ない(クラビットを0.5%から1.5%に変更)、と相談されたことがありますが、これは細菌感染していなければ無意味な方法ですし、細菌感染に抗菌点眼の治療効果がない場合には種類の異なる抗菌点眼薬に変更するか併用するかが通常の方法です。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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