みさき眼科クリニック@代々木上原

pre-perimetric glaucoma (PPG)

緑内障とは視神経が障害を受けて視野が欠けていく病気です。最近はOCT(光干渉断層計)の普及により、かなり早期の変化をとらえることができるようになり、視神経や網膜に緑内障を疑わせる変化はあるものの、まだ視野に変化はない、という段階で発見されることも多くなり、pre-perimetric glaucoma (PPG)と呼ばれたりしています。

視野に変化がないため緑内障の診断にはならず、定期検査のみで治療しないことも多いのですが、30-2という一番よく使われる視野検査のプログラムでは正常であっても、10-2では緑内障ということもあるので、10-2の視野検査も行ったほうが良いようです。(30-2は中心30度のチェックをする視野検査、10-2は中心10度の検査です。)また、眼圧が高い、近視が強い、家族に緑内障の人がいる、という緑内障になりやすい危険因子がある場合には、点眼治療を開始することもあります。

視野検査では異常がなく、OCTで緑内障を思わせるかなり早期の変化がある方に、「今は緑内障ではないが、将来なる可能性が他の人より高いので経過観察が必要」と説明したところ、「『可能性が高い』っていうのは100%起きることだろ? そう言っておきながら緑内障ではないって嘘つくんじゃないっ!! 」と怒られたことがありますが、現在緑内障でなくても将来なる可能性はありますし、「進行していく」というのが緑内障の特徴でもあります。健診として眼底写真を年に一回くらい撮ることはおすすめしていますし、緑内障になる危険因子が多い人はOCTや視野検査も定期的に必要です。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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