みさき眼科クリニック@代々木上原

角膜ヘルペス

誰もが感染するヘルペスウイルスの一つである単純ヘルペス1型は、感染したときに何も症状が起きないこともあります。その後このウイルスは神経の部分に潜伏し、ストレスがかかると再活性化して病気を起こします。ストレスとは精神的なものから、紫外線、手術、温熱刺激、ステロイド剤などを使って免疫抑制状態になること、などいろいろです。
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再活性化したときに角膜に起きる病気は、上皮型ヘルペス性角膜炎(写真のような樹枝状角膜炎や地図状角膜炎)、実質型ヘルペス性角膜炎(円板状角膜炎)、角膜内皮炎などいくつかタイプがあります。ヘルペスは再発を繰り返すのも特徴ですが、上皮型は上皮型、実質型は実質型と同じタイプになることが多く、これはヘルペスの株によって病気の型が決まるのではないかと言われています。

これらの角膜病変の再発を繰り返していると、角膜に濁りができてしまうことがあります。視力低下にまでなった場合に角膜移植をしても、手術や使用する目薬により手術後にヘルペスが再発したり、移植した角膜が拒絶されてしまったり、角膜ヘルペスは角膜移植手術の予後が悪いことがよく知られています。

残念ながら角膜ヘルペスの再発予防に効果的な方法は今のところありません。アシクロビルの飲み薬を使ってみても、角膜ヘルペスの場合には再発予防に効果がなかったと報告されています。ただアシクロビル眼軟膏の治療を途中でやめてしまうと再発が多いのでは、とも言われていますので、眼科の治療はしっかり受けてください。角膜ヘルペスはそのタイプによりステロイド剤点眼をうまく使わなくてはならないので、眼科受診は必須です。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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