みさき眼科クリニック@代々木上原

再発性角膜上皮びらんの治療

再発性角膜びらんとは、眼に何かが入り(指や紙の端などが多いです。)角膜上皮にびらんが起き、いったん治ったあとに同じ部分の上皮がはがれてしまう病気です。原因となったびらんから数ヶ月〜数年たって起きるのと、いったん治ってしまうとわかりにくくなるため、きちんと診断されていないことも多いようです。

朝起き抜けの眼のゴロゴロする感じから激痛までの症状が時々起きていて数日で治っていること、症状がないときもよく見るとはがれる部分のフルオレセイン染色がやや異なっていることなど、から診断できます。上皮がはがれると痛みがひどいため患者さんを悩ませる病気ですが、治りかけのころにはがれやすい部分を細い針で刺激すると、はがれにくくなるということが知られています。刺激により上皮の接着が強くなるからのようです。

本当にこの治療が効果があるのかを調べた論文では35眼の経過を平均14ヶ月(3-120ヶ月)観察し、62.9%で再発がなくなり、残りの眼も再発回数が減ったと報告しています。追加治療が必要だった17%のうち多くはまたこの針による穿刺治療を受けています。(Am J Ophthalmol 2014, 157: 273-279.)
どこの眼科でも簡単にできる治療ですので、エキシマレーザーによる上皮切除術の前には何度かトライしてみてよいでしょう。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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