みさき眼科クリニック@代々木上原

コンタクトレンズ使用中の感染症

角膜感染症は20代と50-60代に多く、若い世代ではコンタクトレンズ装用者がほとんどです。ブドウ球菌などの常在菌が感染の原因となるのは、コンタクトレンズを連続装用しているとき、そして緑膿菌などの環境菌が原因となるのはMPSを使っているときが多いと報告されています。

MPS=Multi purpose solutionは、一本で洗浄、すすぎ、消毒、保存ができる、コンタクトレンズのケア用品です。このMPSにつけておいたレンズをそのまま目に入れても大丈夫なことからもわかるように、強力な洗浄効果はなく、必ずこすり洗いが必要となります。日本のMPSは海外の物と比べて消毒効果が弱く、アメーバを死滅させることはできません。日本のコンタクトレンズ使用者の角膜感染症はMPS使用者が多いと報告されていて、こすり洗いをおこなっていない人が多いためのようです。

細菌の中には、バイオフィルムと呼ばれるスライム状の形態を取るものがあり、こうなると消毒薬や抗菌薬が効きにくい状態となります。身近で見かけるバイオフィルムは台所のシンクのぬるぬるです。あれをきれいにするには洗剤とスポンジなどでこすることだとすぐ理解できると思いますが、これはコンタクトレンズでも同じです。MPSを使ってのこすり洗いが大事です。レンズケースに傷や汚れがあるとここでもバイオフィルムが作られMPSの効果がなくなります。レンズケースは使用していないときは水道水で洗って乾燥させ、定期的な交換が必要です。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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