みさき眼科クリニック@代々木上原

点眼液による眼のまわりの接触皮膚炎

目の周りに起きるアレルギー性接触皮膚炎の原因は、点眼液の代表的な防腐剤である塩化ベンザルコニウムやアミノグリコシド系抗菌薬そのものが良く知られています。ε-アミノカプロン酸は点眼液に緩衝剤として加えられていることがあり、これで接触皮膚炎を起こす場合があります。ピノレキシン点眼(カタリンK)やヒアルロン酸点眼(ヒアレイン)によるアレルギーの原因がこのε-アミノカプロン酸であったという報告が多いようです。

点眼液によるアレルギー性接触皮膚炎は発症までに10日間から4年間とばらつきがあります。ヒアレインミニは防腐剤フリーの点眼のため、トラブルの少ない点眼として処方されることが多く、アレルギーの原因として見逃されることがあります。確定診断をつけるにはε-アミノカプロン酸による皮膚のパッチテストをおこないます。実際に点眼液に添加されている濃度では皮膚反応が起きにくいので1%で施行するそうです。(目の周りは皮膚が薄く反応が起きやすく、パッチテストをする背中や腕の皮膚では反応が起きにくいため。)

ε-アミノカプロン酸は化粧品などの医薬部外品にも添加されていることがありますが、記載義務がないため、気づかずにアレルギーを起こしている可能性もある物質です。

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