みさき眼科クリニック@代々木上原

角膜上皮と基底膜

黒目の表面をおおう角膜は基底膜の上に上皮細胞が層を作っています。この上皮細胞と基底膜がいったんはがれると治ったあとも接着不良になることがあり、朝起き抜けに上皮がべろんとはがれてしまうことが何度も起きる「再発性上皮剥離」になります。目に指が入った、紙の端が目に入ったなど、本人が記憶にないようなケガがきっかけなのですが、起床時の激痛、前にもなったことがある、という話からだいたい診断がつき、いったん症状がおさまったあとも接着が弱いところは染色すると見えます。寝ている間は涙が出ていないので朝が一番乾燥する状態であり、そのために朝に起きます。角膜を専門にしている眼科医であれば見逃すことは少ないのですが、意外に診断がつかずに相談にいらっしゃる患者さんも多いです。

この基底膜がやや凸になり、涙がそこにうまく乗らないため、ゴロゴロする不快感を訴えることもあります。原因は不明ですが、これもまた色素で染めてよく見ないと涙の不均一な状態がわからないので診断がつかないことが多いようです。軟膏を入れることで軽快します。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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