みさき眼科クリニック@代々木上原

ドライアイ患者の角膜知覚と角膜痛覚

ドライアイ患者さんの治療後、目の表面の傷はあまり改善しなくても、とても楽になったと喜ばれることがあり、他覚症状と自覚症状に「ズレ」が生じることは結構あります。これは涙の中の炎症物質が自覚症状に関係しているのでは、という説もありますが、角膜の痛みを感じる閾値がちがうためでは、という発表がありました。

ドライアイの患者さんと正常群に角膜知覚の差は見られなかったのですが、角膜痛覚はドライアイの患者さんで過敏になっていました。ムコスタ点眼治療後、目の表面の傷やBUT(目を開けてから涙の層に乾いたスポットができるまでの時間)、涙の分泌量、そして角膜知覚に差は生じなくても自覚症状は改善し、角膜痛覚が低下していたそうです。

ドライアイの患者さんは角膜の痛みに関して敏感になっている場合があり、それが点眼治療で改善するようです。(角膜知覚は角膜知覚計を使い、フィラメントの先が触れたかどうかの感覚で測定するのですが、今回の報告では同じ知覚計で痛みを感じるフィラメントの長さをデータとしています。)

とっても面白い内容ですが、「痛み」の感じ方には個人差があり、治療前後での差を見ることはできても、個体間での差を見るのは難しいような気がしますが、どうなのでしょうね?

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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