みさき眼科クリニック@代々木上原

目の表面を守るムチン

目の表面はいろいろなバリアー機能で守られています。形態的なバリアーとしては細胞同士のしっかりとしたつながりである「タイトジャンクション」、そして機能的なバリアーとしては目の表面に発現している「膜型ムチン」が良く知られています。ムチンとは表面を守る粘液ですが、目の表面にくっついているムチンと涙の中に溶けているムチンの二つがあります。最近ドライアイの治療によく使われるようになった点眼液ムコスタ、ジクアスはこのムチンを増やすことで治療効果をあげています。

タイトジャンクションと目の表面のムチンは、点眼液に含まれる代表的な防腐剤「塩化ベンザルコニウム」で障害されることは昔からわかっていました。しかし単に薬剤性障害であり、構造的に無関係と思われていましたが、最近アクチンフィラメントで双方がつながっていることが判明しました。ムチンにはいくつか種類があり、目の表面に特徴的であるMUC16が発現しないようにしたノックダウンマウスにおいて、タイトジャンクションが弱くなっていることが報告されています。

ムチンは目の表面を守るために大事なものなんですね。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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