みさき眼科クリニック@代々木上原

新しいドライアイ治療薬

まだ臨床試験中の薬ですが、D-β-Hydroxybutyrate(ヒドロキシ酪酸)というケトン体の一種がドライアイの治療に効果あり、という報告があります。この物質は神経保護作用があり、パーキンソン病、アルツハイマー病の進行予防が実験的に報告されています。


摂取カロリーを制限することにより老化を抑制できる、という考えがありますが、そこにはこのD-β-Hydroxybutyrate(ヒドロキシ酪酸)が働いているのでは、という論文があり、ドライアイが老化現象の一つという考えから点眼としての治療効果を試験してみたようです。


報告では角膜のフルオレセイン染色の改善が見られたものの、涙の分泌量やBUT=Tear break-up time(涙液層破壊時間、目を開けてから角膜の上に乾いたスポットで出るまでの時間)には変化がなく、またもともと涙の分泌量があると治療効果がはっきり出なかったとされています。現在市販されているドライアイの新薬、ジクアスとムコスタは、目の表面の粘液、ムチンを増やすことによりBUTの改善が見られる点眼薬であり、これらの点眼薬とはまたちがったドライアイの治療効果があるようです。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原


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コメント


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今年も宜しくお願いします。
いつごろ、認可されるのでしょうか?
ムコスタを使ってみましたが、最初は
いいような気がしてました。しかし、少し経つと効いているのかどうかわからない状態です。新薬に興味がありますね。今年は
特に乾燥がきつくて視力もでないことがあり、非常に辛いです。

yuasa | URL | 2014-01-12(Sun)11:13 [編集]


今年は乾燥しますね。ドライアイの患者さん多いです。新薬の認可には数年かかるので、市販されるのは先のことと思われます。

石岡みさき | URL | 2014-01-12(Sun)19:26 [編集]