みさき眼科クリニック@代々木上原

硝子体内注射後の抗菌薬点眼

現在さまざまな病気の治療法に使われている硝子体内注射ですが、その際の抗菌薬点眼を行うかどうかは本邦とアメリカで少し異なるようです。

一番困る合併症は注射後の眼内炎ですが、これは抗菌薬点眼をしてもしなくても発症率に差はないとされています。抗菌薬を点眼することは目の表面の菌を減らす効果はありますが、この硝子体内注射治療の特徴は何度も繰り返し行うことです。そのたびに抗菌薬点眼を使っていると、薬が効かない耐性菌が出てきてしまう可能性が高くなります。そういう目に手術を行った場合のほうが治療困難な眼内炎のリスクが高いと考え、アメリカでは注射後の抗菌薬点眼はやらないところが増えてきているそうです。

術後の抗菌薬を使わない、ということは患者さんも医療側も抵抗があると思いますが、使うにしても注射後短期間(一日4回、3日間)が推奨されているようです。何も症状がないのにずっと抗菌薬点眼をしている方を時々見かけますが、これもやめたほうが良いでしょう。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原



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