みさき眼科クリニック@代々木上原

糖尿病と言われたら眼科へ(糖尿病網膜症)

糖尿病の合併症の一つに網膜症があります。ひどい場合には失明の原因ともなりますが、早めに発見してレーザー治療をすれば進行を止めることもできます。糖尿病のコントロールが悪い場合、また糖尿病になって長い年月がたつと網膜症が出やすくなります。眼科を受診された際に、いつから糖尿病があるのか、最近のHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)がいくつか、とお聞きするのはこの網膜症の危険性がどれだけあるのか、どのくらいの間隔で眼底検査をすればよいのか、という意味からです。

糖尿病がある場合、かかりつけの内科の先生から眼科へ行くように言われれば、その先生は合併症の怖さと眼科の専門性を理解している先生だと言えます。残念ながら眼底写真だけでは糖尿病網膜症の診断はつきません。瞳をひらく点眼薬を使わない眼底写真では、目の後ろの一部分しか撮ることができず、糖尿病網膜症はその写真に写らないところから始まることが多いのと、眼底写真の拡大には限界があります。眼科では特殊レンズを使うため、かなり拡大して見ることができ、早期の網膜症を発見することができます。

糖尿病と言われたら、必ず眼科を受診してください。なお、この場合の検査は散瞳(さんどう)検査と呼ばれ、検査用の目薬がきいてくるまで30分ほど時間がかかるのと、その後お帰りになったあと、4,5時間瞳が開いた状態になり、まぶしく見えにくくなります。車でいらっしゃると検査ができませんのでご注意ください。
byみさき眼科クリニック@代々木上原


日経メディカルオンラインに連載した「眼底写真で見ているものは?」にリンクしておきます。(全文読むには会員登録が必要です。)
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