みさき眼科クリニック@代々木上原

OCT検査が役立つとき

OCT(眼底三次元解析装置)は、緑内障や黄斑疾患の診断に非常に役立ち活用されています。緑内障の診断をこの検査のみでできる場合もありますが、通常は眼底検査や視野検査の結果を総合的に検討します。一方OCT検査を行うことで「緑内障ではない」とはっきり言うことができ視野検査までしなくてもよい場合もあります。
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最初の写真は緑内障疑いで三か月ごとに視野検査をしていた、という方のものです。高齢のため通院が難しくなり、今後どうしたらよいのか、と相談に来院されました。
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白内障もあるためピントがいまひとつですが、次の写真(他の方のです。)とくらべると視神経乳頭(血管が出てくる丸いところ)が大き目であるのがわかると思います。大き目の乳頭の場合、中心のくぼみ=陥凹(かんおう)が緑内障のように見えてしまうことが多く、この方も写真では視神経乳頭陥凹があるとされ、ドックでは二次検査が必要となると思われます。
OCTではこの視神経の周りの厚みを測っています。(他の検査もありますが、ここでは略します。)
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最初の図で薄い=神経が死んでいる部分はありません。次の図は左右それぞれの計測された厚みを展開しています。カラー部分の赤いゾーンに入ると神経が薄いという判定になり、この方はやや薄いところもありますがいまのところ緑内障の心配はないと言えます。なので、当院では視野検査はおこなわず、眼底検査とOCT検査を一年に一回くらい行うことしました。
OCTの器械は病院クラスであれば備えてあるはずですし、開業医でも半数以上の眼科がもっているようです。ドックや健診で「視神経乳頭陥凹」「緑内障疑い」という結果で眼科受診を勧められたら、このOCTをもっているかどうか受診前に聞いてみると良いでしょう。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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