みさき眼科クリニック@代々木上原

ドライアイが治らないとき

他院の治療でドライアイが治らない、と来院される場合、原因はいろいろです。

1 ムコスタあるいはジクアス点眼を使っていない。
使ったことがあっても、回数が一日一回(ムコスタは4回、ジクアスは6回です。)しか使っていなかったり、数日使ってやめてしまっている、ということが多いのです。どちらの点眼も最低二週間使わないと効果が出ないことがほとんどです。

2 重症ドライアイだからと0.3%のヒアルロン酸点眼が処方されている。
ヒアルロン酸は0.1%と0.3%の濃度がありますが、通常ドライアイの場合濃い濃度の0.3%を使うと、点眼液のほうに自分の涙が吸われてしまい、かえってドライアイ症状が出てしまいます。

3 アレルギー性結膜炎の治療をしていない。
ドライアイとアレルギー性結膜炎の症状は同じです。同時に起きていることもあります。アレルギーがあるときにその治療をしていないと症状は治りません。

4 涙点プラグが必要なドライアイなのに入れていない。
ドライアイの患者さんのうち、涙点をふさいで目の中に涙をためる治療方法である涙点プラグが必要な方はそれほど多くないのですが、重症ドライアイのシェーグレン症候群と思われる眼症状(涙が極端に少なく、眼表面に傷が多い)であるのに、プラグの治療を眼科医から提案されていない場合もあります。

5 あっているコンタクトレンズを使っていない。
コンタクトレンズをしているときだけにドライアイ症状が出る場合はレンズに原因があります。シリコンハイドロゲル素材のレンズに変えるだけでよくなることがあります。(当院はコンタクトレンズの扱いがありませんので、処方を受けているところでご相談ください。)
防腐剤である塩化ベンザルコニウムが入っている点眼薬をコンタクトレンズの上から使用するとドライアイ症状が出ることがあり、点眼を使う場合にも注意が必要です。

6 老眼があるのに対処していない。
45歳すぎていれば確実に老眼になっています。眼がしょぼしょぼする、見えにくい、という症状をドライアイだと思っている方も多いのですが、老眼鏡をかける、今のメガネ、コンタクトレンズの度数を変えないと治りません。

7 マイボーム腺炎の治療をしていない。
マイボーム腺に慢性的に炎症があると、ドライアイやアレルギーのような症状が出ます。これは抗菌剤を使わないと治らないことがあります。

8 目薬を使いすぎている。
防腐剤の入っている点眼薬を使っていると角膜に傷のできる場合があります。

9 抗がん剤の副作用が出ている。
一部の抗がん剤により眼表面に傷ができることが知られています。眼科受診時には使っている他科の薬も説明してください。「何か治療している病気があったり、大きな病気をしたことはありますか?」と初診時にお聞きしていますが、「がんは目と関係ないから」と言わない患者さんも多く見かけます。

10 眼瞼けいれん
眼が開けにくくなる病気ですが(まぶたがぴくぴくするのはこの病気ではありません。)、ドライアイの症状を訴える、あるいはドライアイを合併していることが多くみられます。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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