みさき眼科クリニック@代々木上原

ステロイドによる瘢痕抑制作用

ステロイド剤の作用のひとつに、キズの治りを遅らせる、というものがあります。これは悪いことではなく、うまくその作用を利用して治療効果をあげることもあります。

たとえば緑内障の手術のひとつに、ろ過胞とよばれる目の中の水の流れ道を白目部分に作るものがあります。手術後に早く治ってしまうとせっかく作った水の流れ道が閉じてしまうために、瘢痕にならないようにステロイド点眼を使います。また涙が鼻に流れていく涙点を広げる手術でも、あまり早くに傷が治ってしまうと治療効果が出ませんから、ステロイド点眼を長めに使ってゆっくりと傷を治す方法をとります。逆にドライアイの治療のために涙点をふさぐ場合には、ステロイド剤を使うと涙点閉鎖がうまくいかないことがあるので、使わないことがほとんどです。

薬はその効果を考えて処方しています。効果が出そうだから何回も使ったり、面倒だからやめたり、としてしまうと、治療できなかったり、副作用が出やすくなります。回数は守って使ってください。(患者さんの判断で回数を調整してもらってよい目薬もありますが、その場合には説明しています。)

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