みさき眼科クリニック@代々木上原

術後眼内炎

手術後に起きる眼内炎は時に失明にいたることもあり、早急の治療が必要な状態です。眼科で一番多くおこなわれている手術は白内障手術のため、術後眼内炎の発生率は一番多いのですが、様々な減らす努力や研究の結果、発生率は約0.05%となっています。生きている人間対象の手術のため完全無菌にすることは難しく、発生率を0%にすることは不可能ですが、減らす努力をするとともに、起きてしまった場合の治療方法も研究されています。

術後1−2日で起きる場合には、緑膿菌、セラチア菌、腸球菌が原因のことが多く、その後一週間以内はブドウ球菌が多く報告されています。術後一ヶ月以上たって起きるのは、弱毒菌のP.acnesが多いとされています。点眼だけで治療できることは少なく、硝子体注射や手術が必要になることがほとんどのため、眼内炎を疑わせる症状の患者さんを診た場合には加療できる施設にすぐ紹介する必要があります。

最近は黄斑変性症などに硝子体注射が多く行われるようになり、その後の眼内炎の報告が増えてきています。眼内炎は充血や目の中の炎症(前房内の炎症細胞、角膜後面沈着物など)で診断しますが、半数の患者さんで痛みの訴えがないとされているので注意が必要です。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する