みさき眼科クリニック@代々木上原

はやり目による角膜混濁

流行性角結膜炎(通称「はやり目」)は、感染力が非常に強いウイルスによる結膜炎です。患者さんの自覚症状もつらく、二週間ほど続く状態に「これが結膜炎とは思えない」とよく言われますが、意外に「目ヤニ」は多くありません。そのためにアレルギー性結膜炎との区別がつきにくいこともあるくらいです。

「あふれるような目ヤニ」と表現される目ヤニのひどい結膜炎は、時に淋菌による結膜炎のことがあり、これは角膜穿孔することもある重症結膜炎です。抗菌剤の全身投与が必要であり、よく処方されるキノロン系の抗菌点眼薬に耐性を持つ淋菌が増えてきているため、患者数としてそれほど多くはありませんが注意が必要です。

ヘルペスによる結膜炎が流行性角結膜炎と診断されていることがあり、ステロイド点眼を使ってしまうとヘルペスは症状が悪化します。流行性角結膜炎は角膜に濁りが出ることがあり、その治療にはステロイド点眼が効果的なため、まずは非ステロイド系の抗炎症薬点眼を使い、角膜混濁が出てきたらステロイドに切り替える、というような治療方法も考えなくてはなりません。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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