みさき眼科クリニック@代々木上原

花粉症鼻症状の治療方針

そろそろスギ花粉もおさまりつつあるようです。桜が咲くと患者さんの数も減ります。
花粉症の鼻症状が強い患者さんは耳鼻科を受診されますが、眼の症状が主体で眼科を受診される患者さんの鼻症状に対し当院では飲み薬や点鼻薬も処方しています。

鼻のアレルギー治療の基本は
くしゃみ+鼻水=第二世代抗ヒスタミン薬
鼻閉(びへい=鼻づまり)=抗ロイコトリエン薬
そして悪化すれば鼻噴霧用ステロイド薬を追加

となりますが、去年12月に改訂された「鼻アレルギー診療ガイドライン」では花粉が本格的に飛ぶ前からの治療=初期療法に鼻噴霧用ステロイド薬が追加されています。

最初に抗ヒスタミンの飲み薬から始め、症状が収まらないときに鼻ステロイドを追加したグループと、鼻噴霧ステロイドから始めて飲み薬を追加したグループを比較すると、鼻ステロイドから始めたグループのほうが効果があったと報告されています。また、この比較では鼻ステロイドから始めたほうが追加の治療が不要であった人が多いとも報告されています。(Allergology International. 2012: 61:155-62.)
つまり花粉症の初期療法には鼻噴霧ステロイドから始めたほうが良いと言えます。ただし、鼻ステロイドはすぐに効果が出来にくいため、症状が強い場合には飲み薬から始めたほうが良いようです。

鼻噴霧ステロイドはアレルギーの眼症状にも効果がありますので(花粉が少ない時期には鼻ステロイドだけで眼のかゆみもおさえられる患者さんがいます。)、鼻の症状が出る花粉症の場合にはまず点鼻薬から使ってみるのもおすすめです。(意外に思う患者さんが多いのですが、花粉症の症状は必ず眼と鼻の両方に出るわけではありません。)第二世代の抗ヒスタミン薬は眠気が出にくいと言われていても眠くなってしまう方がいますので、眠くならない点鼻薬を次のシーズンに試してみてはどうでしょうか?本格的に花粉が飛ぶ前の1月末から使用すると覚えていてください。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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