みさき眼科クリニック@代々木上原

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎が顔に出る場合、まぶたの周りの症状が強いと眼科を受診することがあります。顔の他の部分は皮膚科で処方されているタクロリムス軟膏でコントロールされていても、眼のまわりにはタクロリムスもステロイドも使ってはいけない、と言われていることがあり、つらくて相談に来院されます。

タクロリムスはまぶたに塗っても大丈夫です。ただし、しみる感じの刺激感が強いために使えない場合にはステロイド軟こうを使いますし、アレルギーの結膜炎もあれば(アトピーがある方全員にアレルギー性結膜炎があるわけではありません。)点眼も使います。かゆみが強い場合には抗ヒスタミンの内服も併用しますし、ときに免疫抑制剤であるシクロスポリンの飲み薬を使うこともありますが、これは副作用チェックのために採血が必要なので、眼科開業医ではまず処方することはありません。

眼軟膏のステロイドは、皮膚科で使われているものとくらべると非常に弱いステロイド剤(ウィーククラス)です。ステロイドの副作用である眼圧上昇は、ミディアムクラスのステロイドを一か月に5グラム顔に塗っても出にくいとされています。もちろん、まったく副作用がないわけではありませんが、弱いステロイド剤をちょっと塗ってはやめる、というのでは効果がありませんので、重症の場合には強めのステロイド軟膏をしっかりと使う必要があります。

ステロイド剤の眼軟膏には、ネオメドロールEE、リンデロンA、サンテゾーン、プレドニンがあります(すべて商品名)。ネオメドロールとリンデロンには、抗菌剤であるフラジオマイシンが入っています。ときにこの抗菌剤にかぶれる人がいるために、私はこの二つを処方することはほとんどありません。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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