みさき眼科クリニック@代々木上原

黄斑前膜

黄斑前膜は、視力に一番大事な網膜の黄斑部分にできる膜状の変化です。ほとんどが原因不明で、眼底写真で見つかることが多く、写真のようにしわが寄って見えます。
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OCT(光干渉断層計、眼底三次元画像解析)を撮ってみると、その状態がよくわかります。最初のOCT画像は大きな変化のない黄斑部で、網膜の層構造がきれいに連続して見えています。次のOCT画像は黄斑前膜のあるものです。上側になっている表面部分に膜状のものができていて、それにひっぱられるように網膜にしわが寄っています。
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黄斑前膜は年齢とともに増加し、35歳以上で5.4%、75歳以上で9.8%に見られたという報告があります(Funagata Study)。何も治療せず5年間観察したところ、変化なし、軽快、進行、がそれぞれ同じくらいだったという報告もありますが、網膜外層の障害が進む前に手術したほうが良いとされています。網膜外層のチェックはOCTでEllipsoid zone (IS/OS line) やinterdigitation zoneと呼ばれる部分の変化を見ていますので、一度黄斑前膜と診断されたら、定期的にOCTでチェックしたほうが良さそうです。写真の黄斑前膜ではこの変化がないため、経過観察だけとなっています。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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