みさき眼科クリニック@代々木上原

再発性角膜上皮剥離

「ドライアイの治療をしているけれど、とてもつらい痛みが時々出て困っている。」という相談を受けることがありますが、大体お話しを聞くだけでドライアイではないとわかることがあります。
「起床時に激痛があり、数日続くことが年に数回起きる。」
「片方の目だけに起きる。」
というような訴えなのですが、ドライアイは左右の症状に差があることはあっても、片方の目だけに起きることはありません。
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診察時にフルオレセイン染色をしてみると、はっきりとした角膜上皮びらんがあればすぐわかりますが、写真のように染色液をはじくエリアがあれば診断はできます。症状がないときでもよく見ると他の部分とちがう染まり方がみつかります。

これは再発性角膜上皮剥離と呼ばれる状態です。眼に指や紙の端が入って傷を作ったあとにいったん治っても、その後数か月から数年して傷の部分の上皮がはがれます。傷を作ったことを覚えていない人も多いのですが、涙の出ない就寝時に眼の表面が乾いてしまい、起床時に眼を開けた瞬間に上皮がはがれ、痛みを訴えて受診します。

上皮の細胞同士の接着が弱いために起こると考えられていて、ある程度上皮が治った段階で針先でつつく刺激を与えて接着を強くする治療をしたり、レーザーで上皮を飛ばす治療をしたりします。

再発予防には、ヒアルロン酸などの点眼を特に起床時、できれば眼を開く前に点眼することが勧められています。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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