みさき眼科クリニック@代々木上原

春季カタルにおきる角膜潰瘍

春季カタルとは、思春期の男の子によく見られるアレルギー性結膜炎の特殊タイプです。眼瞼結膜の乳頭増殖、輪部結膜の腫脹がみられ、春から夏にかけて症状が悪化します。
春季

通常のアレルギー性結膜炎でもときに角膜に傷を作りますが、春季カタルの場合はシールド潰瘍と呼ばれる写真のような辺縁がある潰瘍を作ることがあります。辺縁部分が疎水性であることより、なかなか角膜上皮が入ってきません。ナイフで潰瘍周辺をけずることで良くなることが多いのですが、手術用顕微鏡がないとうまくおこなうことができず、治療に苦労することがあります。

現在春季カタルの治療の中心は免疫抑制剤の点眼が中心となっています。しかし、このような強い角膜上皮障害がある場合にはステロイドの点眼追加のみならず飲み薬も必要なことがあります。(リンデロン2mgぐらいから漸減)

春季カタルは成長と同時によくなっていくことが多いのですが、成人になっても治療が必要なことがあります。症状に合わせて薬の種類や使う回数を調整していくことで症状をコントロールします。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する