みさき眼科クリニック@代々木上原

遷延性角膜上皮欠損

手術後やもともとの眼の病気の状態などが原因で、角膜の上皮が再生しにくい状態になることがあり、遷延性角膜上皮欠損と呼ばれています。上皮がない状態が続くと、そこに感染症を起こしたり、いったん治っても混濁が残ることがあり、早めに直すのが基本です。
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写真は手術を複数回受けたあとに上皮欠損となった眼です。色素に染まる部分は上皮がありません。手術の影響で、角膜上皮を作る輪部(りんぶ:角膜周辺部)が疲弊してしまい、上皮を作ることができなくなったようです。

こういう場合にはまずドライアイの治療と同じに、点眼薬を使い涙点プラグを入れ、治療用コンタクトレンズを入れてみて、それでもダメなら自分の血液から作る血清点眼をやってみて、と考えます。(血清点眼はちょっと特殊な治療で、当院でも行っていません。)ときに抗生剤の点眼と軟膏のみが処方されている場合がありますが、これだけでは上皮は再生しません。もちろん上皮がないと感染に弱い状態なので、抗菌薬の予防的投与は必要ではありますが。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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