みさき眼科クリニック@代々木上原

角膜屈折矯正手術後の感染症

レーシックに代表されるエキシマレーザーによる角膜屈折矯正手術後に角膜感染症を起こしたという報告は0.1%前後です。術後2週間以内ではグラム陽性菌を、術後2週以降では真菌や非定型抗酸菌を疑うように、と言われています。

手術というものは、清潔操作をしていても完全な無菌状態にすることはできません。そのために手術後抗菌薬を感染予防のために使います。ただ、この抗菌薬が効かない耐性菌や真菌(カビ)が存在すると、重症化することがあります。耐性菌や真菌は特殊なものではなく、通常皮膚や眼の中に存在しています。ふだんは感染を起こすことはありませんが、手術などをきっかけに感染を起こすようになります。医療従事者は耐性菌を持っていることが多いため、術後の炎症が長引く場合には特に注意が必要です。

手術をしていない眼科にも手術後の患者さんは当然来院されますので、感染を疑わせるような炎症を見た場合、どんな手術をいつ受けたのか、そして職種も確認すべきことになります。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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網膜剥離後の視力回復

眼の中の光を感じる網膜は10層構造になっています。昔は眼球を取り出さないかぎりこの構造を見ることはできなかったのですが、最近はOCT(眼底三次元画像解析)という検査によりかなり詳しくチェックすることができます。

写真は正常眼の黄斑部OCTです。黄斑とは視力にとって大事な部分です。網膜剥離でこの黄斑部分がはがれてしまったとき、この層構造がどう変化するかで手術後の視力が決まると言われています。
OCTretina.jpg

ELM(外境界膜:視細胞内節とミューラー細胞の接着帯)が残っていれば、たとえIS/OSライン(視細胞内節外節境界部、ellipsoid zone)が途切れてしまっていても、手術後にIS/OSラインが戻ってくる可能性が高く、視力が回復する見込みがあります。ELMが保たれていないと手術しても回復は厳しいようです。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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POTASTA@代々木上原

フォトジェニックなサンドイッチ。サンドイッチをどう見せるかという参考になります。
路上販売でしたが(写真参照)、2016年3月下旬から店舗販売となっています。
potasta1.jpg
potasta2.jpg

POTASTA@代々木上原
渋谷区西原3-16-11 #102
営業時間:8:30-19:30
不定休
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Preperimetric glaucoma (PPG)

緑内障とは眼から脳につながる視神経が死んでしまうことにより、視野に見えないところ(暗点)が出てくる病気です。通常行われる視野検査で「暗点」が出てから治療を始めますが、眼底検査で緑内障の変化が起きてから視野に暗点が出るまではタイムラグがあります。

眼底検査で緑内障に見られる視神経乳頭の変化や網膜神経線維層欠損(NFLD)があっても、通常の視野検査で視野欠損を認めないものをpreperimetric glaucoma (PPG)と呼びます。最近はOCT(眼底三次元画像解析)による検査が広く行われるようになり、いままでわかりにくかった眼底の変化を早期に捉えられるようになりました。

PPGは原則治療は行いません。ただしリスクファクター(高眼圧、強度近視、家族歴)があったり、OCTや他の視野検査で異常がある場合は点眼治療を開始します。眼科にある視野計はハンフリー視野計が多いのですが、通常の検査は30-2や24-2というプログラムです。30-2で視野が正常であっても、10-2で暗点が出ることがあります。30-2は中心30度の視野を、10-2は中心10度の視野を検査していますが、30-2のプログラムでは10度部分は12カ所、10-2は68カ所と細かくチェックしているため、10-2プログラムで初期の変化を暗点としてとらえることができます。

緑内障は、眼底検査、OCT、視野検査を総合して診断する必要があります。そして進行していくのが緑内障です。10-2の視野検査でも異常がなくても、眼底に緑内障疑いの変化がある場合には経過観察が必要です。

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Thygeson(タイゲソン)点状表層角膜炎

黒目(角膜)に傷ができ、痛みのために涙が出る、まぶしくて目を開けられない、と眼科を受診する病気です。原因はよくわかっていませんが、何らかのウイルスが考えられています。樹状細胞という免疫反応に関係している細胞が上皮の下に集まり、神経にまとわりつくように存在しています。
thygeson.jpg

角膜にある傷のためにドライアイと診断されていることが多く、ドライアイの治療点眼薬しか処方されていないこともありますが、これはステロイド点眼を使わないと治りません。
ドライアイの場合には結膜部分にも傷があります。角膜だけに傷がある場合はこのタイゲソンの他、アレルギー性結膜炎や点眼薬による副作用も考えられます。またタイゲソンの場合には、点状の傷がグループを作って散在するという特色があります。
ステロイドの点眼で軽快しますが、再発も多く見られます。

なお「はやり目」(流行性角結膜炎)のあとに出る黒目の混濁も、この樹状細胞が周辺の細胞を活性化して起きると考えられていますので、ステロイド点眼で治療します。

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The 6th Market@代々木上原

コールドプレスジュースの他、サラダ、玄米おにぎりがあります。
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「からだに良い」とうたう食品は私には向かないようです。

The 6th Market@代々木上原
渋谷区上原1-17-10
Tel: 03-6314-3176
営業時間8:00-20:00 (火曜は11:00-、土日は9:00-)
定休日:月
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飲み会で眼が乾く

お酒が入る席でドライアイ症状が出ることはないでしょうか?

ひとつは飲んだアルコールが涙の中に分泌され、浸透圧を上昇させるとともに涙の状態を不安定にするから(Ophthalmology 2012; 119:965-71.)、加えてタバコを吸う人がいるとその煙でドライアイになるからです。

あとこれは外来で時々診察しますが、飲み過ぎると寝ているときに薄目を開いてしまい、翌日起床時に眼が乾き痛みを訴えて受診する人がいます。お酒はほどほどに、でしょうか。

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花粉症の飲み薬

花粉症の時期に鼻の症状に対して処方される第二世代の抗ヒスタミン薬の飲み薬はいろいろあります。早めに効果が出るものが主流ですが、薬による差もあります。以下代表的な薬をあげます。

Tmax=最高血中濃度到達時間(単位:時間) 
     この数字が小さいほど早く効果が出ます。
T1/2=血中濃度半減期(単位:時間) 
     この数字が大きいほど長く効いています。
               Tmax  T1/2
アレグラ(フェキソフェナジン)  2.2  9.6
アレジオン(エピナスチン)    1.9  9.2
アレロック(オロパタジン)    1.0  8.8
エバステル(エバスチン)     5.5  15.1
クラリチン(ロラタジン)     1.6  14.5
ザイザル(レボセチリジン)    1   7.3
ジルテック(セチリジン)     1.4  6.7
タリオン(ベポタスチン)     1.2  2.4

ただし、同じ薬でも患者さんによって効果に差があります。そして眠気などの副作用も個人差が大きいものです。「一番よく薬をください」とよく言われますが、いままで飲んだ薬で相性が良いのがあれば覚えておいたほうが良いでしょう。

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ハシヤ@幡ヶ谷

代々木八幡に本店がありますが、そこで修行した人たちがやっているお店がいくつもあるのですね。スパザウルス@代々木上原も。
「パスタじゃなくスパゲッティだ!」というコメントをネットで見かけました。スパゲッティは家で作れます。
hashiya.jpg

ハシヤ@幡ヶ谷
渋谷区幡ヶ谷2-5-9
Tel: 03-3373-2660
営業時間:11:30-22:30
定休日:水
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花粉症鼻症状の治療方針

そろそろスギ花粉もおさまりつつあるようです。桜が咲くと患者さんの数も減ります。
花粉症の鼻症状が強い患者さんは耳鼻科を受診されますが、眼の症状が主体で眼科を受診される患者さんの鼻症状に対し当院では飲み薬や点鼻薬も処方しています。

鼻のアレルギー治療の基本は
くしゃみ+鼻水=第二世代抗ヒスタミン薬
鼻閉(びへい=鼻づまり)=抗ロイコトリエン薬
そして悪化すれば鼻噴霧用ステロイド薬を追加

となりますが、去年12月に改訂された「鼻アレルギー診療ガイドライン」では花粉が本格的に飛ぶ前からの治療=初期療法に鼻噴霧用ステロイド薬が追加されています。

最初に抗ヒスタミンの飲み薬から始め、症状が収まらないときに鼻ステロイドを追加したグループと、鼻噴霧ステロイドから始めて飲み薬を追加したグループを比較すると、鼻ステロイドから始めたグループのほうが効果があったと報告されています。また、この比較では鼻ステロイドから始めたほうが追加の治療が不要であった人が多いとも報告されています。(Allergology International. 2012: 61:155-62.)
つまり花粉症の初期療法には鼻噴霧ステロイドから始めたほうが良いと言えます。ただし、鼻ステロイドはすぐに効果が出来にくいため、症状が強い場合には飲み薬から始めたほうが良いようです。

鼻噴霧ステロイドはアレルギーの眼症状にも効果がありますので(花粉が少ない時期には鼻ステロイドだけで眼のかゆみもおさえられる患者さんがいます。)、鼻の症状が出る花粉症の場合にはまず点鼻薬から使ってみるのもおすすめです。(意外に思う患者さんが多いのですが、花粉症の症状は必ず眼と鼻の両方に出るわけではありません。)第二世代の抗ヒスタミン薬は眠気が出にくいと言われていても眠くなってしまう方がいますので、眠くならない点鼻薬を次のシーズンに試してみてはどうでしょうか?本格的に花粉が飛ぶ前の1月末から使用すると覚えていてください。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

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