みさき眼科クリニック@代々木上原

レーザー虹彩切開後の水疱性角膜症

 緑内障の治療として虹彩にレーザーで穴を開ける治療法がありますが、このあとに角膜内皮が減り水疱性角膜症になってしまうことがあります。レーザーのせいなのか、それだとしたら通常レーザーを打つ上方だけでなく下側から水疱性角膜症が始まることもあるのはなぜなのか、と眼科医の間でもいろいろ議論されてきました。先日、虹彩と角膜内皮が接触するのが原因ではないか、という論文を読みました。(日眼会誌119:68-76, 2015)

 レーザー後に角膜内皮が減少した2例について、うつむきで超音波検査を行うと内皮が減少している部分で虹彩が角膜内皮に接触していた、という報告です。そして白内障手術を行い、虹彩が内皮に触れないようになると内皮減少は止まったそうです。通常では虹彩は角膜内皮に接触することはありませんが、特殊な形の虹彩や、体位(下向き)や散瞳、年齢的な変化で接触が起きることは考えられます。症例数が少ない論文ですが、とても興味が持てました。

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動眼神経麻痺

 片方の眼の眼瞼下垂(まぶたが下がる。)、眼球運動障害(外向き以外ができなくなり斜視になる。)、複視(だぶって見える。)という症状で発症します。原因はいろいろですが、この症状に散瞳(瞳が広がっていること)が加わると脳動脈瘤の可能性が高く、緊急で脳外科の手術が必要となります。脳動脈瘤以外では虚血性変化のことが多く、糖尿病などでも起きます。

 複視を伴う頭痛があり散瞳が見られたら救急であると考えたほうが良い状態です。まぶたが下がっているために複視を自覚していないこともあり、診察時にはまぶたを上げてチェックが必要です。

 眼瞼下垂以外の症状がなくて他の症状がそろっている場合、よくよく聞いてみると眼瞼下垂の手術を受けていた、ということもあり、注意が必要です。

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ブーランジェリーボヌール@笹塚

街中のパン屋さんという感じで、わざわざ遠くから買いに来るほどではありませんが、お値段考えるとお買い得の味だと思います。上にチョコチップの乗ったパンなんて、子どもも好きだろうなあ。
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ブーランジェリーボヌール@笹塚
渋谷区笹塚2-10-7
Tel: 03-6300-5567
営業時間:8:00-21:00
年中無休(1/1-1/3は休み)
ホームページはこちら。他にも数店舗あります。
笹塚店の食べログ案内はこちら

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眼圧に要注意! (花粉症に対するステロイド点眼)

花粉の眼の症状が強い方の場合には、シーズン中ステロイド点眼を使わざるをえないことも多いのですが、ステロイド点眼は眼圧上昇を起こすことがあります。この副作用が起きるかどうかは、大体が遺伝的に決まっているようなのですが、どの方に起こるのかは薬を使ってみないとわからないので、ステロイド点眼を使っている間は眼科で眼圧チェックが必要です。

手術後に処方されるような強いステロイド剤点眼では大体30%くらいの方に眼圧上昇が見られると報告されていますが、花粉症の眼のかゆみによく処方される0.1%フルオロメトロン(商品名:フルメトロン、オドメール、ピトスなど)でも眼圧が上がる人がいます。大人より子供でこの副作用は起きやすいのと、点眼の回数が多い、使っている期間が長いほど起きやすいと言われています。

時々眼科以外でステロイド点眼を処方されている患者さんがいらっしゃいますが、眼科以外の科で眼圧を測ることはまずないと思います。ステロイド点眼を使わなくてはならないほどのひどい花粉症でしたら、眼科で診察を受けてください。

点眼ほど数は多くありませんが、ステロイド剤の全身投与、鼻のスプレー、吸入、軟膏(眼の回り以外に塗ることでも時に起きます。)でも眼圧は上昇することがあります。

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白内障手術をすると長生きできる

白内障手術をすると骨折率が減る、認知症が軽くなる、ということは以前から言われていますが、ある程度の視力低下(0.5未満)のある白内障の人を手術をした群、していない群にわけてみると、長期生存率は手術をしたほうが良かったという報告があります。(Ophthalmology 2013, 120: 1720-1727.)

日常生活に困っていなければ白内障の手術はあわててする必要はありませんが、見えにくいのを我慢していることもないでしょう。矯正視力が0.6を切ると、運転免許は取れないのはもちろん、日常生活にも支障が出てきます。大体それぐらいに手術をおすすめすることが多いです。

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フロレスタ@笹塚

チェーン店展開している自然素材のドーナッツ屋さん。
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フロレスタ@笹塚
渋谷区笹塚1-56-18 笹塚クラウン街笹塚
Tel: 03-6300-0320
営業時間:10:00-21:00
不定休
ホームページはこちら

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涙目の治療

涙は上まぶたの耳側にある涙腺で作られたあと目の表面を流れ、鼻側にある涙点から鼻に排出されます。涙点からの涙の流れ道が狭かったり、閉塞していると涙目になりますが、ここを水で洗って流れていることが確認できても涙目を訴える患者さんに出会うことが結構あります。

その場合治療には悩むことが多く、眼科医の間でも共通の見解ははっきりしていません。今現在行われている方法としては:

1 ラクリミン点眼
点眼麻酔薬のため涙は少なくなりますが、目の表面に傷ができることがあり注意が必要です。

2 涙道チューブ留置
細い涙道を拡張するために入れるチューブですが、チューブが入っているときに涙の流れが良くなることが知られています。人工物のチューブ表面に毛細管現象が起きて涙が吸い込まれていくからでは、上下涙点の位置がよくなるからでは、と考えられています。

3 ボトックスを涙腺に注射
眼科領域では眼瞼痙攣、片側顔面痙攣の治療に使われているボトックスを涙腺に注射することで涙を減らす、という治療法があります。涙小管閉塞は手術しても満足度が上がらないことがあり、この注射も一つの選択肢としてあげられます。副作用は眼瞼下垂、上下複視が起きてしまうことがあるのと、保険適応がないため自費となるとかなり高額になることです。(ボトックスは薬の費用だけでかなり高額です。)

2と3の治療をどう行っていくか、まだまだ検討の余地がありそうです。

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点鼻薬は目のアレルギーにも効果あり。

花粉症の時期、目にもかゆみのアレルギー症状がある方が点鼻ステロイド剤だけで効いてしまうことのはいままでも経験していました。目と鼻はつながっていますが、鼻に入れた薬が目のほうに逆流するのではなく、naso-ocular reflexと呼ばれる目と鼻の密接な関係によるようです。

鼻にアレルギーの原因物質を入れるだけでアレルギー性結膜炎の症状が出るという報告や、鼻に花粉が入らないようにフィルターをつけるだけで目の症状も軽くなるという報告があります。

点鼻ステロイド剤で眼圧が上がったという報告も少数ながらあり、副作用がまったくないわけではありませんが、ステロイドの点眼を使うよりは副作用が起きにくいと考えられますので、目の症状だけの方も点鼻ステロイドを試してみてはどうでしょうか?

当院は花粉症の飲み薬も点鼻薬も処方しています。

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http://www.misaki-eye.com/

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ビヤンネートル@代々木上原

ケーキ屋さんですが、最近ランチを始めました。サンドイッチかキッシュ、スープ、ピクルス、ヨーグルト、コーヒーか紅茶のセットで1000円。テイクアウトもできます。(その場合はメインとスープのみで800円。)
このあたりはランチを食べられるお店が意外に少ないのと、パン屋さんがなくなってしまったので、女性のお客さんに人気のようです。
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ビヤンネートル@代々木上原
渋谷区上原1-21-10 上原坂の上21番館1F
Tel: 03-3467-1161
営業時間: 11:00-20:30 (ランチは12:00-14:30)
不定休
ホームページはこちら
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ムコスタ点眼が固まるとき

ドライアイの治療薬ムコスタ点眼はなかなか治らないドライアイの患者さんに著効することがある良いお薬ですが、このムコスタと相性の悪い点眼薬があるという話を聞きました。
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ムコスタ点眼に含まれるPVA(ポリビニルアルコール)は、ホウ酸と一緒になると固まります。ホウ酸は保存剤として点眼薬に加えられていることが結構あります。写真はまずムコスタのみを点眼したあと、ホウ酸の入っている人工涙液ソフトサンティアを点眼したものですが、白いゲル状のものができているのがわかると思います。数回の瞬きで目の表面から消えていきますが、これを不快に感じる場合もあると思います。(写真は実際に私の目でやってみたものです。)

最近は薬の一般名称で処方せんを書くことが多くなりました。先発品と後発品は主成分が同じであっても、ホウ酸のような保存剤は製品によりいろいろです。たとえばヒアルロン酸点眼の先発品であるヒアレインは防腐剤として塩化ベンザルコニウムが入っていてホウ酸は入っていませんが、後発品であるティアバランスにはホウ酸が入っています。塩化ベンザルコニウムによる眼表面の上皮障害はよく知られているため、アレルギー治療薬のアレジオン点眼は最近ベンザルコニウム添加をやめてホウ酸になりました。ムコスタ点眼を使っている場合には、併用する薬、処方せんの書き方に注意が必要ですね。市販の目薬にもホウ酸の入っているものは結構あります。

涙道でムコスタが固まっていたという報告もありますが症例としては少なく、実際に固まることで困っている患者さんは少ないようです。新しいブログ記事はこちら

2016年2月26日修正

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