みさき眼科クリニック@代々木上原

発達緑内障(先天緑内障)

生まれつき眼球内の水の流れがうまくいかずに眼圧が上がってしまうタイプの緑内障です。三万人に一人とそれほど数は多くありませんが、視力の成長がうまくいかなくなる原因ですので早期発見する必要があります。生まれた直後より眼圧が上がっている場合には「先天緑内障」と呼ばれますが、異常の程度が軽いと10-20歳で発症することもあり、そのため「発達緑内障」と呼ばれています。


眼圧上昇により角膜がむくみ、そのためにまぶしがる、涙を流す、という症状が出ます。眼圧上昇が続いていると、角膜は濁り、サイズが大きくなります。角膜径は新生児で11ミリ、それ以降の年齢では13ミリ以上あると大きいという判定になり、緑内障を疑います。


小さな子どもは自分の症状を説明することはできませんが、眼を開けていられない、涙を流す、黒目が濁っている、というのは病気がある証拠ですので、眼科を受診してください。


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サイプレジン検査

お子さんの場合、ピントを合わせる力(調節力と呼びます。)が非常に強く、実際の度数より近視側に寄った見え方になっていることがよくあります。正確な度数を調べるために、サイプレジンという目薬を使った検査を行うことがあるのですが、この目薬は瞳を大きくする効果もあり、これは1−2日続きます。まったく見えなくなってしまうことはありませんが、まぶしい、近くが見えにくいという状態になります。


先日この検査を説明したところ、自分も子どものころにこの検査を受けて、その後大人になってもずっとまぶしいので検査は受けさせたくない、という保護者の方がいらっしゃいましたが、薬の効果は数日でなくなります。成人してもまぶしいのは遠視のためと思われます。原因はよくわかっていませんが、遠視の方はまぶしがることが多いのです。


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目薬の回数

何回も点眼したほうが効果があがるだろうと思う方も多いようですが、必ずしもそうではありません。


感染症の場合には抗菌点眼などを、緑内障発作の場合にはピロカルピン点眼を頻回に使ったり、手術前や眼底検査のときに散瞳剤を何回か点眼することはありますが、ほとんどの点眼薬は回数が決まっています。


決められた回数より多く点眼すると、副作用が出やすくなったり、時に本来の薬の効果が出にくくなることもあります。ステロイド点眼は何回もさせば効果は上がりますが、眼圧上昇などの副作用は多く使えば使うほど出やすくなります。緑内障の点眼のほとんどは1日一回か二回の回数となっていますが、これを何回もさすと眼圧を下げる効果は出にくくなるとともに、いろいろな副作用が出やすくなります。防腐剤の入っている点眼の場合には防腐剤の悪影響が出やすくなります。薬剤の入っていない生理食塩水であっても、目の表面の涙をかき乱してしまい、かえって乾燥感が出てしまいます。


とくに指示のない限り、目薬は処方せんに書かれている回数でお使いください。


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巨大乳頭結膜炎

写真は一か月前からコンタクトレンズを入れると目がゴロゴロする、という訴えで受診された方の上まぶたの裏側結膜です。

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これはレンズが原因で起こるアレルギー性結膜炎です。写真の○囲みは「乳頭」と呼ばれるアレルギー性結膜炎に見られる変化で、通常のアレルギーよりサイズが大き目のため「巨大乳頭」と呼ばれます。

この方は他院で「ものもらい」と言われ抗菌点眼を処方されたが治らない、と話されてましたが、抗菌点眼が効く「ものもらい」は痛みを伴います。コンタクトレンズを使っているときの不調はこの巨大乳頭結膜炎が原因のことが多く、上まぶたをひっくりかえさないと診断がつきません。花粉症のようなアレルギー性結膜炎と異なり、かゆみの症状はなく、異物感、レンズがずれる、レンズが汚れやすくなった、という訴えが主になります。


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はやり目に起きる角膜混濁

流行性角結膜炎、通称「はやり目」は非常に強い症状が二週間ほど続く、うつりやすい結膜炎です。症状が出て一週間後くらいに角膜(黒目)に濁りが出ることがよく知られています。この結膜炎に感染した人の約4割に見られるとされています。この濁りは結膜炎の炎症に伴い細胞が集まってくるからなのですが、結膜炎自体が治っても残ってしまうことがあり、そうなると非常に見えにくさが出ます。

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結膜炎自体に特効薬はないのですが、この濁りを残さない、再発しないようにするためには、ステロイド点眼が効果的です。細胞が瘢痕化しないように薬が働くようなので、この濁りが出てきた場合には早めに点眼を始めたほうが良いようです。


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