みさき眼科クリニック@代々木上原

緑内障のように見えても

緑内障は大体が両眼に起きますが、その進行度合いは非対称です。そのため視野検査がきれいに左右同じ結果になるときは、脳腫瘍があったり、珍しいところでは無色素性の網膜色素変性症だったりすることがあります。(通常網膜色素変性症は眼底写真で色素が見えるので簡単に診断がつきます。)

また緑内障は「進行する」ことが特徴です。緑内障のように見えてまったく進行しない場合、もちろん治療が効果をあげているときもありますが、部分的な網膜の浮腫が引いたあと、ということもあります。ただ浮腫は完全に引いてしまうとわからなくなるため、緑内障のように見える変化が浮腫によるものなのか判断するには、過去に血圧が上がったことがないか(妊娠中の高血圧は忘れている人も多いようです。)、肝炎にインターフェロン治療を行ったか、ネフローゼなどの腎臓の病気がなかったか、と聞いてみるしかないようです。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

スポンサーサイト

PageTop

網膜静脈分枝閉塞症の治療時期

BRVO.jpg

写真は網膜の静脈が一部閉塞してしまった状態です。どこの部分にも起こるのですが、このように中心部に起きると黄斑と呼ばれる視力に一番大事な中心部に浮腫が起きることがあります。
BRVOOCT.jpg

こちらはOCT(眼底三次元画像解析)で見ているものですが、○で囲まれている部分に浮腫があります。本来は左右対称です。

この浮腫の状態が長く続くと視力に影響します。最近では抗VEGF(血管内皮増殖因子)を眼球内に注射する治療が効果を上げていますが、黄斑浮腫は25%くらいの人は自然によくなることもあり、三か月程度は様子を見ることが勧められてきました。

積極的に治療をしたほうが良いのかどうかの目安として、内服治療のみで三か月後に視力が改善した人としなかった人を比較検討した報告があります。(日眼会誌121:130-137, 2017.)これによると、むくみによる網膜の厚みが発症一か月後に減っていた人は視力が自然に改善する可能性が高いとしています。
網膜の厚みは通常の眼底検査ではわからないため、加療できるところに紹介するタイミングをうまくつかむには、OCT機器が必要と言えます。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

PageTop

LANTERNE BAR BY AELU@代々木上原

代々木上原にあるランタン(メゾンサンカントサンク、グリの系列店)が出している期間限定(一年間)の店です。ギャラリー併設で立ち飲み基本。最近はこういう若いお客さんが集って飲んでいるお店が代々木上原に増えたような気がします。写真は鶏の唐揚げ。
AERU.jpg

LANTERNE BAR BY AELU@代々木上原
渋谷区西原3-12-14
Tel: 03-5738-8068
営業時間:17:00〜25:00
定休日:日曜日
お店のFacebookはこちら

PageTop

薬による副作用

aleblepre.jpg

写真は10年来両眼の充血、痛みが治らないと来院された方のものです。目の中の充血もありますが、主にまぶたの皮膚のただれがあり、これは使っている点眼薬のどれかに反応してしまったのだろうと、使っていた薬をすべて中止しステロイド点眼と軟膏を使い、一週間でここまで良くなりました。
alblepost.jpg

前医では抗菌、抗アレルギーなどの点眼がいくつか使われていますが、ステロイドをごく弱いものしか使っていなかったので、なかなか治らなかったようです。ときには薬をやめてみることも必要です。

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

PageTop

ブルーライトとドライアイ

ドライアイと眼精疲労は関係があると以前より言われていましたが、その理由についての研究報告がいろいろとあります。

ドライアイがあると不安定な涙液のためにものがよく見えず、ピント合わせに負担がかかり目が疲れる、というのはわかりやすいと思いますが、調節微動(ものを見ているときにピントは固定されているのではなく変動していて、その揺れを調節微動と呼びます。)が原因であるという報告があります。

ドライアイがあると光が散乱して見えるようになるのですが、この散乱光も眼精疲労の原因です。ブルーライトは散乱しやすい光であり、ブルーライトカット眼鏡をかけると目が疲れにくいのはすでに報告されています。ドライアイの人がブルーライトカット眼鏡をかけると見やすくなる、というデータもあり、実際外来でこの眼鏡を使うようになって楽になったと答えるのは、ドライアイのある若い人の傾向があります。老眼のある人は老眼鏡を使わないとパソコン作業による目の疲れは取れません。

文献
PLoS One 8: e82427, 2013.
PLoS One 11: e0152936, 2016.

Byみさき眼科クリニック@代々木上原

PageTop